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2018 · 08 · 20 (Mon) 20:10

□『バーフバリ 伝説誕生』

『バーフバリ 伝説誕生』"Baahubali: The Beginning" 2015(Blu-ray)
 古代インドの大国、マヒシュマティ王国。赤ん坊を抱えた高貴な身なりの女性が追手に追われ、川に落ちてしまう。彼女はシヴァ神に「自分の命と引き換えにこの子の命を救ってほしい」と祈る。滝の下の村人が赤ん坊を救うと、女性はそのまま流れていってしまう。村長の息子として育てられた赤ん坊──シヴドゥは、なぜか巨大な滝の上の世界に憧れ、母に止められても滝登りをやめない。(監督:S・S・ラージャマウリ 出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー、他)

 去年の終わりに続編の『王の凱旋』が公開されて、大いに話題になりましたが、近場でやってなくてですね(´・ω・`)──映画館では見られなかったので、シリーズ二作をブルーレイにてぶっ続けで鑑賞しました。
 本音を言えば二作まとめての感想にしたい、と思うんですが、『王の凱旋』しか見てない人もいるのでないか、と思いまして、とりあえず順番どおりに──。ネタバレではないんですけど、『王の凱旋』だけを見ると、主役は完全にアマレンドラ・バーフバリなんだけど、一作目から見ると主役はシヴドゥなのよねー。まあ、両方とも同じ俳優さんなんで、それは別にいいかな、とも思いますが。
 一作目では、シヴドゥの生い立ちと、滝の上へ登るまでのこと、そこで出会うアヴァンティカという女性に心奪われ、幽閉されているデーヴァセーナ妃を救い出す任務に彼女がつくことを知るとそれに協力しようと決心する。だがアヴァンティカは負傷し、シヴドゥは単身マヒシュマティへ向かう。
 王国では暴君バラーラデーヴァ王の誕生日を祝う黄金像が建てられている真っ最中だったが、事故が起こりそうな事態をシヴドゥが収めると、その姿を見た人たちが口々に「バーフバリ!」と叫びだす。バラーラデーヴァは叫んだ者を見つけ出そうと兵士を集めるが、兵士に化けていたシヴドゥが宮殿に火をかけ、どさくさに紛れてデーヴァセーナ妃を助け出す。
 王の兵士たちと、バラーラデーヴァ王の息子を殺したシヴドゥの顔を見た王の武器工場長であり、奴隷の身であるカッタッパが「バーフバリ!」と叫ぶ。シヴドゥは自分の本当の名はマヘンドラ・バーフバリ──伝説の英雄であるアマレンドラ・バーフバリの息子で、マヒシュマティの本当の王であることを知る。
 ここから、ネットでも話題になったアマレンドラの伝説の戦いなどが繰り広げられるわけです。幼き頃から国母シヴァガミに育てられたアマレンドラとバラーラデーヴァのどちらが王位をつくか、それを決めたカーラケーヤとの戦い。国民から圧倒的に支持されるアマレンドラに嫉妬をするバラーラデーヴァとその父による不穏な空気──。
 二時間半の間、見せ場とケレン味たっぷりで、テンポよく飽きない。お話自体はわかりやすい英雄譚ではあるし、勧善懲悪ものでもあるんだけど、展開が割と斜め上というか──いや、これは今のハリウッド映画とか日本のアニメとか、そういうエンタメに慣れている私からすると、ということで、きっとインド映画としてはそれほど斜め上ではないんでしょう。たとえば、川の水に手を浸したアヴァンティカに、川に潜ったシヴドゥがタトゥーを施すとか。「こんなんあんまり見たことないわ(゚д゚)!」と思いましたよ。お国柄なのかな、とも思いましたけど、そもそも普通の人じゃないからな……。凡人はこういう気の引き方はしないよね……。シヴドゥと父のバーフバリはいろいろと超人的な人なので、そういう常人ではやらないことをどんどんやっていってそれが積み重なっていく、というお話なんだよね!
 父子バーフバリ役を演っているプラバースという俳優さん、かなり顔の濃い人で、いかにもインドのスターって感じなんだけど、父バーフバリ自体はそんな激情的なキャラじゃないんだよね。割と飄々としていて、知的で冷静だけど民には優しい、という愛されキャラで、たまにブラッド・ピットにも見えたりしたよ。おかしい……私、目がおかしくなったかな(´д`;)……。
 そんな父バーフバリに会いたい、というシーンがこの映画のラストなのですが、ここの引きがものすごい。

「すでにこの世にいない」

 とカッタッパ。「なぜ?」と問うシヴドゥに、カッタッパはさらに言う。

「殺したのは、私だ!」

 ジャジャーン!(エンドロール)

「ここで終わりかよ(;゚д゚)!!」(マジで叫んだ)

 ブルーレイ買ってあったら、そりゃ続きを見ますよね!
(★★★★)
[Tag] * ★★★★

最終更新日 : 2018-09-12

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