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2018 · 09 · 04 (Tue) 12:02

◆『祝福のシャンパン』ダイアナ・パーマー

◆『祝福のシャンパン』ダイアナ・パーマー(ハーレクインSP文庫)
 シェルビーはかつて大牧場主の娘として何不自由なく暮らしていたが、父は借金を残して亡くなった。今は古いアパートに一人暮らしだ。そこへ6年前に別れた元婚約者ジャスティンが訪ねてくる。シェルビーは昔、彼に嘘をついた。彼は今もそれを許していないようだった。("Justin" by Diana Palmer, 1988)
・〈テキサスの恋〉シリーズ第2作

 シリーズ順番は気にしないと思いつつ(全部持っていないしね)、最初の三部作くらいはちゃんと読むか、とKindleで買って読んだのでした。
 しかし、今作はヒロインのシェルビーがいまいち……。父親の言いなりに嘘をついてヒーロー・ジャスティンと別れるのは仕方ないとしても、父から押しつけられた相手と結婚しないのならば、嘘は最低限にしておくべきだったのではないかと。
 とはいえ、若い──というより子供のシェルビーは、結局超外面のいいサイコパスな父親に洗脳されていたとも言える。判断力などないに等しい。私としてはそこら辺をちゃんと読みたいと思いました。ジャスティン自身も父親にだまされていた、ということをきちんと認識してほしかった。それがシェルビーへの信頼にもつながるし、彼女にも自信が生まれて二人で一からやり直す、という方向にも行ってほしかった。
 1988年の作品ではそれは難しいだろうね(´・ω・`)。ダイアナの作品は割とそういう問題を入れ込んでいるのも多いんだけど、枚数も足りないし、結局うやむやな感じで終わってしまうんだよねえ。
 シェルビーは6年たってもやはりまだ子供っぽいし、ジャスティンは臆病で傷つきやすい。そういう二人の物語だから、もう少し最後二人とも成長してほしかったなあ。なんとなく結婚してしまって、子供もできたし「あれ? けっこう楽しい」という成り行きな物語でも別に悪くはないんですが……。
(★★☆)

最終更新日 : 2018-09-04

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