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2009 · 06 · 17 (Wed) 14:51

▲『虎の瞳がきらめく夜』マージョリー・M・リュウ

▲『虎の瞳がきらめく夜』マージョリー・M・リュウ(ヴィレッジブックス)
 休暇で訪れた北京の骨董市で、デラはある老女から奇妙なからくり箱を買う。箱を開けると、中から二千年の呪いに囚われた古代の戦士ハリが現れる。箱の持ち主となったデラの命令は彼にとって絶対のものだが、彼女は彼に何も命じない。("Tiger Eye" by Marjorie M. Liu,2005)

 ハリは虎に姿を変えられる“シェイプシフター”なのですが、妖術師に呪いをかけられた時にその“皮”を奪われ、変身できません。ちぇっ(`ε´)。ヒロインがヒーローの毛皮をもふもふするところがもっと読めると思っていたのに。もふもふ! 子供はかわいいだろうなあ……(*´ω`*)。
 もふもふがちょっと足りなかったけど、物語はデラの命を狙う組織や、彼女自身の“能力”の目覚めなど絡めながら、飽きさせずに進みます。面白かったですよ。
 いやー、改めてパラノーマルのロマンスというのは、日本でいうところのライトノベルに近いんだな、と思いました。日本だと、少女マンガやラノベは大人の男性も読みますが、海外の男性は何を読むの? こういうのを読んでる男の人っているのかな。それって、私が若い頃に大藪春彦さんとか夢枕獏さんとか菊地秀行さんの小説を読んだ時のドキドキの後ろめたさというか恥ずかしさというか(いや、決して小説の内容に対してではないですよっ)、そういう“読んじゃいけない感”みたいなものがあるのかな。
 日本の女性は、何を読んでも、ついでに見ても食べても平気だな、と思ったりして。“○○しちゃいけない感”にはいまだいろいろ襲われますが、表には出さない。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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