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2009 · 06 · 18 (Thu) 09:34

●『幸せを売る王女』クリスティーナ・ドット

●『幸せを売る王女』クリスティーナ・ドット(MIRA文庫)
 スコットランドのある村にたどりついた女行商人の口上を聞いた領主のヘプバーン伯爵ロバートは、彼女にある役目を担わさせることを思いつく。だが実は彼女は、ピレネーの小国ボーモンターニュの第二王女クラリス。革命のため、英国へ妹とともに渡ったが、国からの連絡は途絶えたまま。今は王室秘伝の美容クリームを行商して何とか生活しているが、故国に帰ることをあきらめていない。("Some Enchanted Evening" by Christina Dodd,2004)
・〈ロスト・プリンセス・トリロジー〉シリーズ第1作

 ちょっと面白そう、と思って読み始めたのですが……読んでて思い出した。私は王女ものがイマイチ苦手だということを。けど、そんなに読んでるわけじゃないし、これは違うかも、と思い直し、読み進めたのですが……。
 何だか微妙な……(´∀`;)。つまらないというわけでもなく、じゃあグッとくるのかというとそうでもなし……。ヒロイン、王女の自覚たっぷりですが、それにしては行商なんてたくましすぎる。妹姫が言うように「ドレスのデザインして暮らそうよ」という方がよほど現実的で、目立たないと思うんだけどなあ。そんなにたくましいのなら、他にもいろいろ選択肢がありそうなのに、王女の誇りがそれを邪魔しているような。本末転倒というか、目的がよくわからないというか──何だろう、この受け入れにくい思考のねじれは……。単に視野が狭いというのではなく、単純に作者がキャラ設定で失敗しているような……。
 それはヒーローにもあったように感じます。前半と後半では何だか別人のようでね。ヒロインのおかげで変わった、という実感がつかめず。復讐ってのも、こんなアホ上官、ほっときゃいいじゃん、みたいなね。恥をかかせたいなら、もっと面白いやり方もありそうな。
 うーん、やっぱりビミョーだなあ。王女もの、ダメかしら、私には……。これは〈ロスト・プリンセス・トリロジー〉というシリーズの第一作なのですが、続きは……うーん(・ω・`)。

 ところで、もう一つ思い出したこと──王女ものも苦手だけど、クリスティーナ・ドットの作品も、それほど感心したものがなかったということ……orz これもそんなに読んでないから、と思ったんだけど……。
(★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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