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2018 · 12 · 21 (Fri) 13:50

□『ウェインズ・ワールド』

□『ウェインズ・ワールド』"Wayne's World" 1992(DVD)
 シカゴの自宅の地下室から、ケーブルテレビ番組「ウェインズ・ワールド」を流しているロック好きな若者ウェインとガース。その人気に目をつけたテレビプロデューサーのベンジャミンから、大手テレビ局と契約し、スポンサーもつけないかという話を持ちかけられる。契約金を手にし、繰り出したクラブでエキゾチックな美女カサンドラと出会い、順風満帆に思えたウェインだったが──。(監督:ペネロープ・スフィーリス 出演:マイク・マイヤーズ、ダナ・カーヴィ、ティア・カレル、ロブ・ロウ、ララ・フリン・ボイル、アリス・クーパー、他)

『ボヘミアン・ラプソディ』を見た時、家族が、

「これを見なきゃ(゚Д゚)!」

 と言って見せてくれたのでした。
『ボヘミアン・ラプソディ』でマイク・マイヤーズ扮するレコード会社社長が「ボヘミアン・ラプソディ」のシングルカットを反対する理由として、

「こんなんじゃなくて、若者が車の中でヘッドバンキングするような曲じゃなきゃ売れねえんだよー!」

 と言っていたことの元ネタ。オープニングでマイク・マイヤーズたちが「ボヘミアン・ラプソディ」を歌いながら車の中でヘッドバンキングをしておりました(´ω`;)。
 なんかそれを見ただけで充分満足したから、この記事を終わりにしたい気分なんですけど、ちょっと短すぎるね(´∀ `;)。

 いや、この映画見て一番驚いたのは、当時のビジネスモデルが今はまったく通用しない、というところだったな。今ならウェインたちがやっていることはYouTuberじゃないですか。そこに大手テレビ局が「番組を買いたい」とやってきたとしても、売らないっていうか、売る必要もない。そのままでも充分見てもらえるし、儲かるんだから。昔深夜番組がゴールデンに行って面白くなくなる、みたいなのがあったけど、そこでやってるから面白いっていうのも絶対にあるんだよねー。
 とにかく番組を買うとかそういう状況にはならないから、お話が成り立たない。私は当時のことも憶えているから充分面白く見ましたけれど、今の若い子が見たらどういう反応するのかな。実はそういうのってすごく気になるんですよね。だいたい車で音楽流すのもカセットで、途中でお金が入ったから「CDプレイヤー買ったんだ!」っていう状況ですよ(´д`;)。
 映画の中には、今見ても全然古くないのもあるんだけどねえ。あ、『わたしを離さないで』って同じくらいの年代を舞台にしていたけど、全然違和感ないよね。いや、作ったのは最近だから、当たり前だったね(´-ω-`)。
(★★★☆)
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最終更新日 : 2018-12-21

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