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□『シュガー・ラッシュ:オンライン』

『シュガー・ラッシュ:オンライン』"Ralph Breaks The Internet" 2018(12/21公開)
 ヴァネロペとラルフは、ゲームセンターで楽しく暮らしていたが、ある日ヴァネロペのゲーム「シュガー・ラッシュ」のハンドルが壊れ、筐体の廃棄処分が決まってしまう。二人はハンドルが出品されているオークションサイトを目指し、Wi-Fiを通じてインターネットへ潜り込む。(監督:リッチ・ムーア、フィル・ジョンストン 声の出演:ジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン、ガル・ガドット、タラジ・P・ヘンソン、他)



 日本語吹替版で見ました。オンラインレースゲームのかっこいい姐さんシャンクを演じたのは、菜々緒だった。見た目も似ているし上手でしたけど、オリジナルではガル・ガドットが演じたと聞いて、俄然字幕版も見たくなる。
 前作『シュガー・ラッシュ』で友だちになったヴァネロペとラルフでしたが、今回はその友情が試される。なんとも大人な、しかもシビアなラストでした。子供にわかるんかな(´ω`;)。けど多分、私が子供の頃見た『わんわん物語』みたいなものかもしれないな。子供と大人とでは、感じ方が違う物語。
 インターネットの世界に入り込んだ二人は、お金を稼いで(この稼ぎ方も、動画サイトで「いいね」を集めるというもの(´∀ `;))ハンドルを買い取る。でも、その間に知り合った刺激的なレースゲームやそのレーサーであるシャンクに感化されて、ヴァネロペは次第にネットの世界で自分の力を試したいと思うようになるのです。でもラルフは、ハンドルを買ったらすぐに家に帰りたい。当然、ヴァネロペも同じ気持ちだと思っていたのに──とショックを受けてしまう。

「ラルフは田舎が好きだけど、ヴァネロペは都会に行きたいって思う話だよね」

 と家族に言ったら、

『木綿のハンカチーフ』みたいな話ってことか(゚Д゚)!」

 ……まあ、そうだね(´ω`;)。あの歌のような切なさが映画のラストにはある(とわかるのはおじさんおばさん世代だけ)。ただ『木綿のハンカチーフ』では二人は恋人だから別れてしまいますが、友だちは別れる必要なんかない。でもラルフは、ヴァネロペに依存していたんだよね。元々友だちがいなくて、初めての友だちが彼女だったから。だから、彼女と別れたくない、ずっと一緒にいたいと思い、そのために暴走してしまう。
 人間関係みんなそうだけど、相手のことを思いやってやったことだからといって、何もかも許されるわけではない。ましてや、勝手に相手がそれを望んでいると思い込んだり、相手のことを思っているふりをして自分のことしか考えていなかったりとか、そんな一方的な「友情」や「愛情」は、つまり「依存」なのですよね。
 ラルフは大男だけどまったくの子供で、感情の成長もし始めたばかり。ヴァネロペの方がよっぽど大人なのです。でもラストにラルフは、ヴァネロペへの依存を自分で断ち切る。これ、なかなかすごいことだと思うんだけどな。「依存」って、何につけてもつまり中毒性のあるものなんだそうですよ。「否認の病」とも言われていて、それに「依存」していると患者は認めたがらない。
 物語だし、対象が「友情」ですからこんなふうに簡単に認めるって見えるけれど、すっきりしないというか、ああいう切ないラストになったというのは、「依存」というものがとてもやっかいだと正しく表現していたからなんだな、と今書いていて思いました。ラルフにとってとても重く悲しい決断だったけれど、一つの大きな成長であったわけだし、今の世の中、離れていてもいろいろ繋がることもできるしね! 繋がってなかったってけっこう大丈夫だったりするってのも、おばちゃんは知っているよ!

 ネットの小ネタは多すぎて拾いきれない。昔のiMacが出てくるところで時代設定がわからなくなりました。やめてよ、年寄りを混乱させるのは!
 ディズニープリンセスがいっぱい出てくるので話題になりましたが、全部オリジナルの声優さんで吹き替えたらしいですね。松たか子や神田沙也加、大島優子(メリダの扱いがひどすぎて笑う(´∀ `;))、中川翔子など豪華なんですけど、驚きは白雪姫の小鳩くるみですよ! いったいおいくつなの!? と思って調べたら、そんなにお歳ではなかった……。家系、すごい方だったのね……。
 ところで、ラストのおまけの一つ──最後のが実はわからなかったのですが、同様の方はこちらをクリックしてみてください。全然知らなかった。日本では流行らなかったよね? リック・アストリーのあの曲は大好きで、今でもよく聞きますが。
(★★★★)
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    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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