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●『ハイランダーからの手紙』サブリナ・ヨーク

●『ハイランダーからの手紙』サブリナ・ヨーク(マグノリアロマンス)
 1813年スコットランド。肥沃な土地・レイの領主の娘ハンナは、自分の容姿に今一つ自信がない。領地と財産狙いの求婚者ばかりな上、最近近隣の領主には不穏な動きが見られる。レイを守るためには、誠実で強靭な者と結婚しなくては。ハンナが選んだのは、彼女にむりやり結婚を承知させようとした男から救ってくれたダンネットの領主アレクサンダーだった。だが彼は、ハンナと話そうとせず、そっけない手紙ばかりをよこす。("Hannah And The Highlander" by Sabrina York, 2015)



 リクエストいただいた作品です。すみません、どなたからか、どの記事や拍手からか、ちょっと失念してしまいました、ごめんなさい。ありがとうございました!
 自己評価低めのヒロインと無骨で無口でヒロインにベタぼれヒーロー、となかなかの好みの設定です。でも、最初の方はちょっと乗り切れなかった。
 なぜかというと、二人のすれ違いが少しあざといかな、と感じたからです。あざといというか、ベタすぎるというか。出会いのシーンでヒーロー・アレクサンダーのささいな態度などをヒロインのハンナが傷ついてしまって(「やっぱ不細工だから関心ないのね(´・ω・`)」みたいな)、それをアレクサンダーがフォローできないとか。実は彼、吃音があって、緊張すると言葉が出てこない。そんなのハンナは知らないから誤解しちゃうわけです。そのあと急いで結婚したあと、アレクサンダーが「気をつかって」彼女あての手紙を朝置いておく。でもそのそっけない文面に「あたしと話はしないってか(゚Д゚)ゴルァ!!」とハンナが怒りまくる、というくだりは、決して嫌いではなくむしろ好きなんだけど、このベタさをずっと引っ張るつもりかしら──と思っていたら、けっこう早めに、拍子抜けするくらい簡単に解消する。これはよかったです。めんどくさい存在なのかしら、と思っていたキャラがうまく機能していた。
 後半は二人がちゃんと話し合って、誤解やすれ違いなどを克服し、次第にハンナがアレクサンダーを支えていくというか、二人で協力して領地の問題に取り組んでいきます。後半、全然吃音出てなかったな、アレクサンダー……。多分、忌まわしい過去などをハンナに吐き出し、彼女がちゃんと受け止めてくれたので、精神的に安定したのでしょう。
 ハンナ、「自己評価低め」という設定だけど、そこまでではなかったな。妹たちよりも美しくなかったり、太っていたりというのは気にしていたが、それで一歩引いたりしない。言いたいことを我慢したりもしない。むしろ率直すぎる。頭も口も回る。遠慮がちとか控えめな人ではない。人並みに気にしていることはあるけど、基本的に自信のある人でした。それも結婚したからなのかな? ちょっとそこら辺はわかりにくい。元々こういう人っていう印象の方が強い。でも、これはこれで私は好みだ。強いヒロインが好きだからね。
 後半の盛り返しと強いヒロインにちょっとオマケします。途中で出てきたボンクラ公爵の話はあるのかなー?
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル マグノリアロマンス ★★★★

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    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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