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□『アクアマン』

『アクアマン』"Aquaman" 2018(2/8公開)
 海底にあるアトランティス王国の女王アトランナと人間の間に生まれたアーサーは、超人的な力の持ち主で海での危機から人を救っていた。「アクアマン」と呼ばれる彼の元へ、海からゼベル王国の王女メラがやってくる。異父弟オーム王の暴走を止めてほしいと言うが──。(監督:ジェームズ・ワン 出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、ニコール・キッドマン、他)



 あらすじはいつもどこかの引用ではなく自分で書いているのですが、「異父弟オーム王の暴走を止めてほしい」と書いて、ちょっとナウシカを思い浮かべたりして(´ω`;)。アクアマンは海の生き物の気持ちがわかるという設定なので、弟になぜかぶっとい二の腕を噛ませているという妄想が──。
 陸と海の混血であるアクアマン/アーサーは、政略結婚から逃れてきた母と灯台守の父との間に生まれたのだけれど、母は夫とアーサーを守るため海に戻り、そこで純血の海底人である弟オームを生み、のちに処刑されてしまう。アーサーは「自分のせいで母が殺された」と悔やみ、オームは「兄のせいで母が死んだ」と恨んでいる。この二人が「どちらが真の王なのか」と戦う物語です。
 証を手に入れた方が真の王なんですけど、オームは権力に取り憑かれた状態で、「そんなの関係ないね! 俺が海の覇王だ(゚Д゚)!」ととにかく戦いたがる。海の覇権を奪うためなら手段を選ばない。彼に雇われたブラックマンタも自分のやったこと棚に上げて、アクアマンに逆恨みしてるし、なんかめんどくさい相手に絡まれてアクアマンも大変だな、と思ったり。
「どちらが真の王なのか」というテーマは王道中の王道で、最近でも『バーフバリ』『プラックパンサー』がある。ネットで話題になっている『王様ランキング』というマンガもそうだよね。どの作品も筋道はほぼ同じなんだけど(『王様ランキング』はまだ完結してない)、それぞれ違って、それぞれ面白い。ヴィランが超魅力的なものがあれば、どちらが真の王になるかまったく予想がつかないものもある。
『アクアマン』は、はっきり言って「海のバーフバリ」でしたよ(´∀ ` ;)。でも、怪獣も出てくる! 後半はけっこうな怪獣映画でもあった。いろいろいいとこどりしていて、楽しくワクワクして見られます。DCのにしては明るいし。これはアクアマンというか、ジェイソン・モモアの持ち味か。『ジャスティス・リーグ』では印象がすごく薄かったのに……。バイキング的な容姿にマッチョな肉体は、ロマンス好きな方にもおすすめです。
 が、実は私的にこの映画で一番よかったところは、最初と最後なのでした。最近映画を見てもあまり泣かない(泣けない)私。ロマンス読んでもそんな感じで、なんだかカラカラなのですが(´・ω・`)、この映画では珍しく涙ぐんだ(『SING/シング』でもそうだったけどね!)。主人公とは関係ないところで! いや、両親なので関係はあるけど。
 アーサーのお父さんが、毎日妻と約束をした桟橋のところで海を見ている姿とか切なかった……。この映画は、両親のロマンスの物語でもあったのでした。
(★★★★)
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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