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◆『夢からさめたら』ダイアナ・パーマー

◆『夢からさめたら』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン)
 秘書のメロディは、社長の親戚エメットの三人の子供たちを預かることになった。エメットはロデオスターなのだが、イベントの最中に落馬して入院してしまったからだ。頼める人はメロディしかいないらしい。しかし、ある事情からエメットの11歳の長男ガイからは嫌われている。無理もないと思いつつ、メロディは三人を迎えに行くが──。("Emmett" by Diane Palmer, 1993)
・〈テキサスの恋〉シリーズ第10作



 ロマンスというより、ヒロインのメロディとヒーローのエメットが結婚して、父親の離婚以来混乱していた子供たち三人──特に長男ガイ──が落ち着くまでの話です。
 その離婚を巡る事情というのがかなりやっかい。これはシリーズの前作のどれかで書かれているんだろうけど、エメットの妻とメロディの兄が駆け落ちをしてしまったんですよね。そして、メロディは二人の手助けをしたんだそうです。だから、この物語の頭ではエメットはメロディに対して怒っているし、ガイは彼女の兄のせいで母を奪われたのでとても嫌っている。
 けっこうハードな設定だね(´ω`;)……。メインカップルには関係ないけど、このドロドロでもうお腹いっぱい、という人もいるかも? 私は大丈夫ですけど。
 とはいえ、エメット夫婦は元々あまりうまくいっていなかったというか、育児は妻に丸投げでロデオとか牧場の仕事ばかりで、家にあまりいなかったらしいね。恋愛結婚というより、エメットは家族が欲しくて、妻は家を出たくて、みたいな、訳あり結婚だったので、エメットとしては妻やメロディ兄に怒りはあるけど、後ろめたい気持ちも否定できない。
 兄が遠くへ行ってしまって、ひとりぼっちになったメロディは拾った虎猫アリステア(『キャプテン・マーベル』のグースも虎猫で、虎猫づいている!)と暮らしている。前半はこのアリステアを巡るエピソードに超やきもきします。メロディの家でやっかいになっているのに、どうしても彼女のことが気に入らないガイは、アリステアを外に出してしまう。行方不明になったアリステアを泣きながら探すメロディの姿を見て、良心の呵責にさいなまれるガイ──。
 私、猫を飼っているので、このシーンはほんとにドキドキしました。アリステアが見つからなかったらどうしよう、と思ったけど、無事に見つかってよかったー(´;ω;`)。
 とはいえ、この事件がいろいろあとで影をさす。大人びて見えるけどまだ11歳の子供で、性格的にもちょっとめんどくさい父親そっくりなので、なかなか素直になれないし、とても傷つきやすい。
 という感じで展開していくので、ロマンスというよりホームドラマでした。目立たないけどいつのまにかくっついているカップルとかって、現実でもなんかこう、いるじゃないですか。「えっ、あの二人、結婚したの(゚д゚)!?」と驚くような。「どんな心境の変化が……?」と思いながらも、まあそれなりに幸せそうだからいいか、みたいな。
(★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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