Top Page › 読書の感想 › ジル・マリー・ランディス › ◆『悲しみを乗りこえて』ジル・マリー・ランディス

2009 · 06 · 21 (Sun) 16:19

◆『悲しみを乗りこえて』ジル・マリー・ランディス

◆『悲しみを乗りこえて』ジル・マリー・ランディス(二見文庫)
 ハワイ出身の私立探偵カートは、任務中に銃撃に合い、その傷を癒すため、友人宅の留守番も兼ねて、トワイライト・コーヴへやってくる。そこへ、昔の恋人との間の子供を探しているタイが訪ねてくる。("Heart Wave" by Jill Marie Landis,2004)
・〈トワイライト・コーヴ〉シリーズ第2作

 この作品は、〈トワイライト・コーヴ〉シリーズの第2作目です。第1作は『追いつめられて』、第3作は『ただもう一度の夢』。結局、順番どおりには読めなかった……orz けどまあ、それほど支障はなかったです。
 それより何より腹立つのは、1、3とも、登場人物紹介にネタバレがあったこと。特に3のはひどい。何この無造作なネタバレ。これから第3作を読む人は、絶対に登場人物紹介は見ちゃダメです。読み終わるまで見ちゃダメ。
 そういうことがあったので、今回は絶対に登場人物紹介は見ない! と決めて読み始めたんだけど、あったよ、またネタバレ。何と、あらすじに(-"-;)。まあ、読んでるうちにだいたいわかってはくるんだけど、一応作者が隠して書いてること(半分過ぎないと出てこない)なんだから、あらすじに入れないのが礼儀じゃないの? まったくこのシリーズ、見ていいのは表紙と本文だけじゃねえかヽ(`Д´)ノ いや、もう、いっそカバーなんかいらんと言いたい。何でこんなネタバレシリーズになっちゃったんだろう……orz 誰のせい?

 気を取り直して──面白かったです。ヒーロー、とにかく善人。いい人を絵に描いたような人で、傲慢な奴ばっかのヒーローの中では群を抜く生真面目さん。読む人によっては物足りないと思うかもしれないけど、私は誠実で素直で一途というヒーローに心洗われました。
 ヒロインも過去の出来事にひどく傷つき、孤独の殻に閉じこもっていますが、そんなに頑なには感じなかったな。そうやって閉じこもったり、ヒーローと自分の気持ちをなかなか認められない行為というのが、彼女の次のステップにとって必要なことなのではないか、と思えた気がします。
 ヒーローが探している娘は割とすぐに見つかるんだけど、トラブルメーカーな上に赤ん坊も連れている。ヒーローよりも、ヒロインと娘の方がよっぽど強くていろいろ活躍するんだよね。彼はフォロー役って感じ。まあ、癒し系のヒーローとしては面目躍如か。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント