11
2
3
4
5
6
7
8
9
10
12
14
15
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

◆『ダイヤモンドの海』リンダ・ハワード

◆『ダイヤモンドの海』リンダ・ハワード(MIRA文庫)
 フロリダ州にある美しいダイヤモンド湾に面した家に住むレイチェルは、ある夜、海岸に打ち上げられた男性を保護する。身元もわからない彼は、撃たれてひどい怪我をしていた。レイチェルは献身的に世話をし、やがて彼は目を覚ますが──。("Diamond Bay" by Linda Howard, 1987)
・〈ケル・サビン〉シリーズ第2作



 シリーズ名であるケル・サビンが登場する作品です。再読です。
 お話のほとんどは、レイチェルの家で展開されます。海からケルを引き上げ、看病し、意識を取り戻したけどまだ具合の悪いケルと静かに穏やかに過ごす。
 祖父から譲り受けた先祖代々の古い家に、迷い犬のシェパードとアヒルやガチョウたちと暮らすレイチェル。元はバリバリのジャーナリストだったけど、自分の取材がきっかけの事件で夫を亡くして以来、この海辺の家で小説を書いたり、大学の講義を持ったりして過ごしている。庭の菜園で野菜を育て、暑い日は海で泳ぐ。優雅だけど、世捨て人風でもある。
 そんな彼女とは正反対の伝説的なスパイ、ケル・サビン。レイチェルを愛するようになっても、一緒に生きるということは、彼女を危険にさらすことで──それにはどうしても躊躇してしまう。
 ケルは自分をつけ狙うテロ組織のボスに殺されそうになっていて、レイチェルの家にかくまわれている間にも捜索が行われてるんだけど、部下がマヌケすぎて(´-ω-`)見過ごされる。それでゆっくりできるんだけど、さすがにもうのんびりはしてられない(´・ω・`)となって、レイチェルの家を去ることになる。彼は旧友のグラント・サリバン(『炎のコスタリカ』のヒーロー)に助けを求めるが、そこへテロ組織のボスたちがレイチェルの家を急襲し──。
 後半は、実はいろいろとあっけない(´ω`;)。姿を消したケルがレイチェルの前に再び現れる過程もよくある感じだけど、まあ、これはしょうがないかなと思える。それより、テロ組織の攻撃をどう切り抜けたか、というのが、あっけないんだけど、これはこれでちょっと面白かった。再読なんだけど、すっかり忘れていたよ。とにかく国際的テロ組織のはずなのにスケールが小さすぎて、中小企業のタヌキ社長とその愛人とバカ息子的なうぬぼれ社員が右往左往しているだけみたいだったなあ(´∀ `;)。あとガチョウ……ガチョウが(´;ω;`)。
 しかし、この作品の骨はやっぱり穏やかな前半部分で──そこのよさに評価はちょっとおまけです。レイチェルの静かな強さにも惹かれます。犬のジョーもいいんだよねえ。
(★★★★)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー MIRA文庫 ★★★★ シリーズ

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    10月 | 2019年11月 | 12月
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ハーレクイン(文庫含む) ★★☆ コンテンポラリー ★★★★ ★★★★☆ シリーズ MIRA文庫 ★★★☆ ロマンス映画 ★★★ ヒストリカル ライムブックス 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ハヤカワ文庫 ★★★★★ マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫