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□『ソウル・ステーション/パンデミック』

『ソウル・ステーション/パンデミック』"서울역" 2016(WOWOW)
 ソウル駅を根城にするホームレスの一人が首から血を流して倒れた。死んだと思った彼の弟があわてて人を呼ぶが、その間に死体は消えてしまう。直後、ホームレスが次々と襲われ始める。ボーイフレンドのキウンとケンカし、街をさまよっていた元風俗嬢のヘソンも彼らとともに逃げるが、警察はホームレスの暴動と勘違いするばかり。一方、キウンはヘソンの父と彼女を探し回っていた。(監督:ヨン・サンホ 声の出演:シム・ウンギョン、リュ・スンリョン、イ・ジュン、他)



『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚のアニメ映画です。『新感染~』のヨン・サンホ監督は元々アニメの監督なのだそう。
 前日譚というから、『新感染~』の冒頭に出てきた謎の検疫とか轢かれた鹿とか、何よりゾンビ感染の原因がわかるのかな、と思ったんですが、そういうのではなかった(原因を明かさないのはゾンビ映画あるあるでもある)。『新感染~』でKTXが発車するのが朝の5時半(早いな! 始発かな?)なんですが、その数時間前(駅が閉まる前後)から発車時刻までの話で、文字通り「前日譚」だった。思ってたんと違ったけど、これはこれで面白かったです。
 何よりミスリードがうまくて、しっかりだまされちゃったよ……。ヘソンのお父さん、強えな、頼りになるな、と思っていたら(´-ω-`)……。
 どうして『新感染~』でKTXが何事もなく発車してしまったのか、という疑問はわかった。前日の夜からこれだけ大騒ぎしていても、範囲が狭く、夜だからまだ物理的に襲われる人が少なくて、真相は誰も把握しておらず、警察では「ホームレスの暴動」と処理していて(KTXの中のモニターでもそう報道されていた)、市民生活に影響があるとは思っていなかったから──なんだね。ほとんどの人が寝ている間のパンデミックで、明るくなってようやく事態が動き出したというか、さらに爆発的に感染が広がった、ということらしい。最初にゾンビになったのがたまたまホームレスだったというだけで、じゃあ別の人だったらどうなったのか、と考えるのも興味深い。
 お話としてはあまり救いはないんだけど、皮肉のきいたラストに妙に溜飲を下げてしまいました。これはこれで、別の「殺されるしかない人たち」の物語であった。そういうところが『新感染~』と共通している。『新感染~』に出てくるホームレスのおっちゃんが言う、

「みんな死んだ」

 というセリフは、ここから来ていたのか、と。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』を見てから、ぜひ。最初にこっちからでもいいかもだけど、私は『新感染~』の勢いにまかせて見たので、あとから見ることをおすすめします。
(★★★★)
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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