2019 · 11 · 23 (Sat) 15:49 ✎
□『アナと雪の女王2』"Frozen 2" 2019(11/22公開)
エルサがアレンデール王国の女王になって3年。妹のアナとともに王国を治め、オラフやクリストフらと家族のように仲良く暮らしていたが、ある日、自分を遠くから呼ぶ不思議な声に気づく。エルサは、自分にだけ聞こえるその声に導かれるまま、アナたちとともに北へと旅立つ。(監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 声の出演:松たか子、神田沙也加、原慎一郎、武内駿輔、吉田羊、他)
エルサがアレンデール王国の女王になって3年。妹のアナとともに王国を治め、オラフやクリストフらと家族のように仲良く暮らしていたが、ある日、自分を遠くから呼ぶ不思議な声に気づく。エルサは、自分にだけ聞こえるその声に導かれるまま、アナたちとともに北へと旅立つ。(監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 声の出演:松たか子、神田沙也加、原慎一郎、武内駿輔、吉田羊、他)
『アナと雪の女王』の続編です。今回は公開日に見てきました。
前作では明かされなかった様々な謎が描かれます。姉妹なのに、なぜエルサにだけ不思議な力があるのか、なぜ幼い姉妹を置いて、父と母は旅立ったのか──等々。アレンデール王国の過去の過ちも。
前作が「姉妹」の物語なら、今回のテーマは「家族」です。エルサは謎の声の正体をつかむために旅立ちますが、アナは「家族だから!」と強引についてくる。何かつけてアナは「家族だから!」と訴えてエルサから離れまいとするのですが、一度失いかけたものを絶対に離したくないという決意とともに、強い恐怖も感じられる。エルサのためについていくのか、自分の安心のために行動せざるを得ないのか、測りかねます。
実はこの作品は、エルサの力の謎を解く物語であると同時に、そんなアナの自立の物語でもあります。二人の出生の秘密の物語でもありますからね。
いろいろ要素を詰め込んでて目まぐるしいな、とも思いましたが、謎の解決もきっちりとされており、お話の落としどころもいい。「家族だからこそ、一緒にいなくても大丈夫なんだよ」というちょっぴり切ないエンディングです。こういう切なさ、ほろ苦さも合わせて描くのが、最近のディズニーの流行りなのか、とも思いました。それも含めて、子供わかるのか(´ω`;)? まあ、歌の楽しさもあるし、アクションの起伏も激しいので、わからなくても面白いのだとは思いますが。きっと大人になってから「こんな話だったのか(゚д゚)!」と気づくんだよね。
吹替版で見たのですが、歌は二人のお母さんが歌う子守唄がよかったです。まだネットでは聞けないみたいだけど、歌っているのは吉田羊なのね! どの人の歌もよく、特にオラフが大活躍。多種多様の声で歌っておりました。ピエール瀧の声も聞きたかったけど、いやあ、難しい歌ばかりで大変そうだったな。主題歌の『イントゥ・ジ・アンノウン』がまた難しそうで──『レット・イット・ゴー』はカラオケでさんざ歌いましたが、今回のは無理っぽい……。
あっ、クリストフのクイーン風('80年代?)PVシーンはおかしかったなあ(゚∀゚)! 今ネットのレビュー見たら「クリストフの歌の必要性がわからない」というのがあって、「あれはもはや父母向けというより、祖父母世代へのサービスだな」とちと微妙な気分になりました(´ω`;)。
それから、とにかくエルサの最強ぶりが楽しめる展開です。うちの家族が、
「氷の力を手から発するエルサ、まるでアイアンマンみたいだったよ(´∀ `;)」
と言ってたけど、スーツの力がなきゃ何もできないアイアンマンと比べて、エルサは生身ですからね。前に「エルサの能力はMCUでも最強クラス」というまとめを読んだことあるんだけど、今回氷だけではなく地球の自然を操れる(自力じゃないですが)ところまで行ってしまったので、宇宙規模の超人や神には敵わなくても、地球最強クラスではあるでしょう。どのくらい強いかというと、多分台風や地震を止められる。
残念なところは、サラマンダーがあんまり活躍しなかったところかな……。てっきり氷の馬みたいに大暴れするものかと。なんなの、この日本受けしそうなマスコット的キャラをやたら公開前に出して煽っといて、実際は大した活躍しないってのは? 前にもあったよ、ディズニー。何とは言いませんけど。
(★★★★)
前作では明かされなかった様々な謎が描かれます。姉妹なのに、なぜエルサにだけ不思議な力があるのか、なぜ幼い姉妹を置いて、父と母は旅立ったのか──等々。アレンデール王国の過去の過ちも。
前作が「姉妹」の物語なら、今回のテーマは「家族」です。エルサは謎の声の正体をつかむために旅立ちますが、アナは「家族だから!」と強引についてくる。何かつけてアナは「家族だから!」と訴えてエルサから離れまいとするのですが、一度失いかけたものを絶対に離したくないという決意とともに、強い恐怖も感じられる。エルサのためについていくのか、自分の安心のために行動せざるを得ないのか、測りかねます。
実はこの作品は、エルサの力の謎を解く物語であると同時に、そんなアナの自立の物語でもあります。二人の出生の秘密の物語でもありますからね。
いろいろ要素を詰め込んでて目まぐるしいな、とも思いましたが、謎の解決もきっちりとされており、お話の落としどころもいい。「家族だからこそ、一緒にいなくても大丈夫なんだよ」というちょっぴり切ないエンディングです。こういう切なさ、ほろ苦さも合わせて描くのが、最近のディズニーの流行りなのか、とも思いました。それも含めて、子供わかるのか(´ω`;)? まあ、歌の楽しさもあるし、アクションの起伏も激しいので、わからなくても面白いのだとは思いますが。きっと大人になってから「こんな話だったのか(゚д゚)!」と気づくんだよね。
吹替版で見たのですが、歌は二人のお母さんが歌う子守唄がよかったです。まだネットでは聞けないみたいだけど、歌っているのは吉田羊なのね! どの人の歌もよく、特にオラフが大活躍。多種多様の声で歌っておりました。ピエール瀧の声も聞きたかったけど、いやあ、難しい歌ばかりで大変そうだったな。主題歌の『イントゥ・ジ・アンノウン』がまた難しそうで──『レット・イット・ゴー』はカラオケでさんざ歌いましたが、今回のは無理っぽい……。
あっ、クリストフのクイーン風('80年代?)PVシーンはおかしかったなあ(゚∀゚)! 今ネットのレビュー見たら「クリストフの歌の必要性がわからない」というのがあって、「あれはもはや父母向けというより、祖父母世代へのサービスだな」とちと微妙な気分になりました(´ω`;)。
それから、とにかくエルサの最強ぶりが楽しめる展開です。うちの家族が、
「氷の力を手から発するエルサ、まるでアイアンマンみたいだったよ(´∀ `;)」
と言ってたけど、スーツの力がなきゃ何もできないアイアンマンと比べて、エルサは生身ですからね。前に「エルサの能力はMCUでも最強クラス」というまとめを読んだことあるんだけど、今回氷だけではなく地球の自然を操れる(自力じゃないですが)ところまで行ってしまったので、宇宙規模の超人や神には敵わなくても、地球最強クラスではあるでしょう。どのくらい強いかというと、多分台風や地震を止められる。
残念なところは、サラマンダーがあんまり活躍しなかったところかな……。てっきり氷の馬みたいに大暴れするものかと。なんなの、この日本受けしそうなマスコット的キャラをやたら公開前に出して煽っといて、実際は大した活躍しないってのは? 前にもあったよ、ディズニー。何とは言いませんけど。
(★★★★)
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最終更新日 : 2019-11-27