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□『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』

『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』2019(12/27公開)
 新たな敵が宇宙から現れ、シンカリオンの運転士・速杉ハヤトは父のホクトと出撃する。だが戦いの中、ホクトは行方不明になってしまう。残されたのは見知らぬ少年。彼はなんと9歳のホクトだった。彼は元の世界に戻るため、シンカリオンALFA-Xの運転士になるが──。(監督:池添隆博 声の出演:佐倉綾音、沼倉愛美、村川梨衣、真堂圭、竹達彩奈、杉田智和、雨宮天、うえだゆうじ、山寺宏一、釘宮理恵、伊藤健太郎、吉田剛太郎、他)

 さすがに年末は忙しい……。やっと昨日仕事納めして、ってもう31日じゃないですか(゚Д゚)!
 今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
 ペース落ちまくりですが、来年はもう少し本を紹介したい……。これでは映画ブログですもんね(´・ω・`)。



 さて、今年最後の映画はシンカリオンですよ。公開当日に見に行ってきました。
 今年6月までやっていたテレビアニメは最初から見ていました。面白かった! 新幹線が変形するロボ・シンカリオンのおもちゃも以前から知ってました。持ってはいないんですが。
 テレビアニメを見始め、「適合者」の子供(小学生)を全国から募り、彼らをシンカリオンの運転士にして「キトラルザス」という謎の種族と戦う──という物語であると知り、

「健全なエヴァンゲリオンだな」

 と思ったものです。ネットでは「白いエヴァ」と呼ばれていました(´ω`;)。エヴァ同様、父子関係が重要なポイントになるのですが、「白い」ということで、主人公ハヤトくんとお父さんの関係性は大変良好です。他のキャラクターたちも素直で、敵側のキャラも単純な悪役ではなくそれぞれ事情や問題や大義名分があるという掘り下げも丁寧にしてあります。後半の一部が大人の事情で端折られてしまったのが残念でなりません。
 テレビアニメでは、彼ら運転士の日常とバトルシーンが半々に描かれるのですが、日常シーンが割とゆるいんですよね。ハヤトくんの鉄オタぶりも微笑ましい。しかしバトルシーンはけっこう厳しく激しく、その落差が魅力だったりします。不満はほぼないのですが、女の子の運転士が初音ミクそっくりの発音ミクという子だけというのがちょっと寂しい。ただ、上田アズサという運転士じゃないのに重要という絶妙なキャラが、物語を作る上でウザい立ち位置にもなりがちなのに悪い印象を持たれない、というすごいいい女の子キャラであったのは面白かった。
 というようなキャラや状況(キトラルザスと古代に分離した種族が地球を支配しに戻ってくる)の説明は劇場版ではほぼなく、映画が初見という人(付添の大人とか)にはわからないことばかりかもしれません(´ω`;)。はっきり言って、そういう人対象の映画ではない。ずーっとテレビアニメを毎週見て、今回の映画も楽しみにしていた子供たち向けのものです。
 けど、ハヤトくんのお父さんがいろいろあって子供になってしまい、彼の寂しい子供時代が垣間見えるというお話は、誰でも共感できそう。

「好きなものは好きなもののままでいいんだよ!」

 というメッセージは泣ける。
 あと、大人向けの小ネタが多いのもこのアニメ(最近の児童向けアニメ全般?)の特徴で、今回もかなりありました。突然出てくるので、もうほんと、わからない人にはまったくわからないと思います。ずっと見ていた私も、エヴァは以前もコラボしたのでまあいいとして、ゴジラがなんで出てくるのかわからんかったよ(´д`;)。東宝配給だから、らしい……。
 ということで、テレビのシンカリオンを見ていた人はきっと面白いと思うし(実際思ったし)、おすすめですが、それを抜きにした評価はさっぱりわかりません(´ω`;)。まあでもこれはMCUの映画とかも同じだよね。メッセージが伝わればいいのだ、という開き直りにも似た勢いにのまれるのも映画の楽しみ方の一つです。
(★★★★)
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    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
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