Top Page › 読書の感想 › カレン・マリー・モニング › ▲『ハイランドで月の女神と』カレン・マリー・モニング

2009 · 06 · 24 (Wed) 15:37

▲『ハイランドで月の女神と』カレン・マリー・モニング

▲『ハイランドで月の女神と』カレン・マリー・モニング(ヴィレッジブックス)
 16世紀、ハイランドの領主ドゥルスタンは、呪いをかけられ、ネス湖近くの洞窟に封印される。それから約500年後、旅行でスコットランドを訪れたアメリカ人のグウェンは、ハイキング中、ドゥルスタンが閉じこめられている洞窟へ入り込み、偶然に彼を目覚めさせてしまう。("Kiss Of The Highlander" by Karen Marie Moning,2001)
・〈ハイランダー〉シリーズ第4作

 おお、面白かったー。
 いや、お話自体はタイムスリップものとしては基本に忠実。500年後の世界に戸惑うヒーローと、彼のオツムを疑うヒロインとの探り探りのやりとりもおかしかった。ヒーローとヒロイン、ともに異性から敬遠されるタイプというか、天才故に孤独、というよく考えるとかなり華々しいカップル。21世紀ではバツグンの順応性(ていうか、どこでも変わらない?)を発揮したヒーローですが、ヒロインが16世紀に行ってからは、彼女のことを知らない故に頑なになり、ヒロインの切なさにしみじみ……。けど、彼女は決してめげない人なので、その切なさも怒濤の展開に飲み込まれていきます(´∀`;)。
 脇役たちもとてもよかった。ヒーロー父と弟、家政婦のネルと、21世紀の旅行ツアーで知り合った老夫婦、その他モロモロ。役割きっちりで、無駄な配置がない。そう、適材適所にしないと、タイムスリップものは穴が目立っちゃうんだよね。
 だからちょっとくやしかったのは、すっかりパラドックスのことを忘れて読んじゃっていたこと。「あっ、そうだった!」って、そこだって基本中の基本なのに、すっかり引き込まれててショック受けちゃったよ……orz この私が……私としたことが……!ヽ(`Д´)ノ
 そのあとの展開は実は読めてしまったのですが(私がヒーローならそうするなあって。ぜひそうなってほしいなあって)、最後の最後でああですか! 続きが気になるじゃないかー! ていうか、これ〈ハイランダー・シリーズ〉の第4弾だそうだけど、前のも全部読みたくなるじゃないのー!
(★★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント