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2009 · 06 · 24 (Wed) 23:31

●『理想の花嫁』サマンサ・ジェイムズ

●『理想の花嫁』サマンサ・ジェイムズ(ソフトバンク文庫)
 ロンドンの貧民街に暮らすデヴォンは、ごろつきに襲われて倒れていたところをサーストン侯爵セバスチャンに助けられる。屋敷に連れ帰って面倒を見るうち、セバスチャンはデヴォンの美しさ、純真さ、誇り高さに惹かれていく。しかし彼には、侯爵家にふさわしい理想の花嫁を迎える義務があった。("A Perfect Bride" by Samantha James,2004)

 いやなトラウマがあるので、最近はあらすじもざっと目を通すくらい、登場人物紹介なんか絶対に見ないけど、これはあらすじと登場人物を見ただけで話の筋がわかってしまうような作品です。身分違いの恋と、なかなか自分の気持ちを認めようとしない&認めた時のタイミングが最悪なヒーロー(´∀`;)。けなげなヒロインの正体も、よくあるものです。
 でも、それが別に悪いわけじゃない。そういうお約束ものをスラスラ読めるように書く、というのは実力が問われることです。
 けど……何だか、ちょびっとだけ物足りない。もうほんとに、ちょびっとっつなんだけど……。お約束ものの中には、こういうのってあるなあ。萌えのツボをかすめていく感じ。
 目立った欠点はないんです。あまりにもスラスラしすぎてるのかなあ。私としては、もう少し個性的なひっかかりがあってもよかったんじゃないかと。悪くはないんだけどねえ。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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