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2009 · 07 · 02 (Thu) 08:46

▼『運命に導かれて』シャノン・マッケナ

▼『運命に導かれて』シャノン・マッケナ(二見文庫)
 殺人の濡れ衣を着せられ、たった1人で逃げるマーゴットには、常に不気味なストーカーの影がつきまとう。私立探偵のデイビーはそんな彼女に惹かれ、助けを申し出るが、巻き込みたくない彼女は、彼を遠ざけようとする。("Out Of Control" by Shannon McKenna,2005)
・〈マクラウド兄弟〉シリーズ第3作

 このシリーズの第1作『そのドアの向こうで』(え、厳密には違うの?)が大好きなのですが、これもよかったーヽ(´ω`)ノ HOTな作風とか、相変わらずの傲慢理系マッチョなヒーローとか、気持ちの悪いストーカーとかでコーティングしてあるけど、もう何てベタな! ベタでかつ、私の大好きなすれ違いものでしたー。
 ちゃんと2作目『影のなかの恋人』も読んでますよ。これ、評判いいみたいですが、私はちと印象薄いです。大好きな第1作目ヒーローのセスと猛獣使い妻レインもあまり出てこないし。
 でも、これには二人とも出てきた! セスが偉そうにヒーローに説教してるところがおかしかったです。まあ、それも無理ない。今作のヒーロー、デイビーは意固地で、自分の気持ちをなかなか認めない。ぶっきらぼうで不器用で、あまりに正直。ハードな過去をたくさん持っていて、自分を殺して弟たちの面倒を見たり、大切な人を失ったことが幾度かあったりしたので、一見沈着冷静だが、実はかなり抑圧された感情の持ち主。ヒロインへの執着心、独占欲は彼女をつけ狙っていたストーカーなんか軽く凌駕しそうなくせに、自分の感情を二の次にしてきた人なので、慣れない激情に戸惑うあまり、彼女を傷つけてしまう。ヒロイン、「愛してもらえない」と泣く。
 まあ、周り(『影のなかの恋人』のカップル、コナーとエリンの結婚式で二人を見た人々)は誰もそんなこと思ってないと思うけど(´∀`;)。ストーカーや殺人事件がなければ、当人たちだけわからない、ただのバレバレバカップルのお話です。
 サスペンス部分も悪くなかったというか、ストーカーの描写はよかった。鍼と秘孔は怖いよね(“秘孔”って『北斗の拳』以外で見ると、ものすごく浮いて見えるのはなぜだろう。UFOとかネッシーみたいに)。でも、首謀者の行動は違和感。あまりにもマヌケというか、弟に甘い理由がよくわからない。結局、単なる自滅じゃねえか、と思うなあ。
 弟ショーンが道化みたいな扱いだったけど、次作ではどうかしら。一応読むつもりです。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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