2022 · 03 · 09 (Wed) 16:03 ✎
ここは一応ロマンス小説の感想ブログなのですが──ちょっと開店休業状態ですので、まあ最近はロマンスが足りてない。いろいろな意味で。
そうはいっても、とりあえずなんとか大丈夫な私。
でも! この間とあるドラマを見て、ものすごく「Love」な成分を浴びまくったのです。なくても大丈夫ではあるが、あればあったでとても心潤う。あるに越したことはない。まるでお金のように(違
そのドラマとは、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の時にも出した『ボバ・フェット/The Book Of Boba Fett』です。(ディズニープラスで配信中)
このドラマ自体にはいわゆるロマンス小説的なLove成分はないのですけどね。
(※続きはドラマ『ボバ・フェット/The Book Of Boba Fett』のネタバレを含みます)
そうはいっても、とりあえずなんとか大丈夫な私。
でも! この間とあるドラマを見て、ものすごく「Love」な成分を浴びまくったのです。なくても大丈夫ではあるが、あればあったでとても心潤う。あるに越したことはない。まるでお金のように(違
そのドラマとは、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の時にも出した『ボバ・フェット/The Book Of Boba Fett』です。(ディズニープラスで配信中)
このドラマ自体にはいわゆるロマンス小説的なLove成分はないのですけどね。
(※続きはドラマ『ボバ・フェット/The Book Of Boba Fett』のネタバレを含みます)
(※さらにいえばドラマ『マンダロリアン』のネタバレもあります)(これもディズニープラスで配信中)
このドラマ自体、ちょっといびつな構造というか、後半を見て「あ、そうだった、これはあくまでも『マンダロリアン』のスピンオフドラマだった」と思い出すのですよね。言ってしまうと、後半3話(つまり半分)は主人公がマンダロリアン(以下マンドー)に変わったと言ってもいい。いや、マンドーとグローグー(ベビー・ヨーダことザ・チャイルド)の2人か。
この2人がね……よくネットで聞きますけど……「尊い」。自分がこんな言葉使うとは思わなかったですよ(´ω`;)。
『クローン・ウォーズ』の時にも書きましたけど、この二人の関係は基本的に「子連れ狼」ですから、親子(血のつながりはない)なのです。なるほど、見た目は銀色のアーマーに身を包んだ賞金稼ぎのマンドー(中年男性)と赤ん坊ほどに小さいヨーダ族のグローグーですから、マンドーが父でグローグーが息子という構造になるんですけど、実際はグローグーは50歳で、マンドーより年上なんですよね。
よくよく考えたらね、中年のおっさん同士の話なんですよ! グローグーは赤子にしか見えないし、まだそのくらいしか成長していないって設定らしいんですけどね!
隠れBLとまでは言いません(言ってる)。しかし、『ボバ・フェット』での二人は、すでに単なる父子の関係を超えている。マンドーは「相棒」という言葉でグローグーのことを呼んでいるし、自分の気持ちなんてほとんど吐露する機会などなかったであろう孤独な賞金稼ぎが、グローグーにだけ素直になるという展開!
『マンダロリアン』シーズン2のラストで涙の別れを選択した二人ですが、『ボバ・フェット』後半3話で再会を果たします。そのあまりの早さ(もう少し時間置いて焦らしてもよかったのでは(゚д゚)!)とベタさに気恥ずかしくもなりましたが、あざとさすら感じるそれらはロマンスとの近さがあり、そういうものでしか摂取できない萌えが詰まっている、と私は感じました。ヒロインのことを思って泣く泣く別れたヒーローの元へ、彼女が自分の意志で戻ってくる、みたいなロマンス王道展開。
まあとにかく、ラブラブな二人を見て、よいロマンス小説を読んだ時と似た「Love」な成分を味わったことは確かなのです。しかし、見た目はあくまでも仲良し父子……尊い……間を開かずに二人を再会させたのは、やはり小さい子と親を離れ離れにしたままではかわいそう、という気持ちが働いたせいだと思う……いつまでも幸せでいて……。
そういう私の妄想はさておき、グローグーのかわいさだけでも『マンダロリアン』でぜひ味わっていただきたい。キャラ造形に関してとにかく優秀だと思った点は、「かわいさ」を容姿ではなく、赤ちゃんとして描くこと──「ベビースキーマ」を利用したことですね。静止画の見た目はキモさとかわいさのギリギリのラインなんですけど、本当のかわいさは動いたりしゃべったり(赤ちゃん語だけど)することで発揮される。よく知らない動物の赤ちゃんでも動いているのを見ているうちにかわいく思えてくる、というのと同じですね。それを狙って表現しているのです。
あと関係ないと思うけど、ジュード・デヴローの『時のかなたの恋人』の原題って "A Knight In Shining Armor" っていうんですよね……。この言葉自体は日本語で言うところの「白馬の王子さま」的なヒーローっていう慣用句だそうですけど、マンドーは見た目そのまんまですから、グローグーじゃなくても惚れるよね! っていう……。演じるペドロ・パスカルは異様にイケボだし……めったに顔を出さないというのもいいのよねー。
ディズニープラス、いいかげんあきらめてDVDとか出しゃあいいのに、と思いますよ。大変なドル箱になると思うけど──って昔、『スター・ウォーズ』自体もなかなかビデオとかDVDを出さないみたいな戦略取ってたこと思い出した。ディズニーというより、スター・ウォーズの伝統なのか……。
最後に『マンダロリアン』のテーマ曲のMVを──予告編もあるんですけど、世界観がすごくよく現れているテーマ曲をぜひ聞いて聞いて!
このドラマ自体、ちょっといびつな構造というか、後半を見て「あ、そうだった、これはあくまでも『マンダロリアン』のスピンオフドラマだった」と思い出すのですよね。言ってしまうと、後半3話(つまり半分)は主人公がマンダロリアン(以下マンドー)に変わったと言ってもいい。いや、マンドーとグローグー(ベビー・ヨーダことザ・チャイルド)の2人か。
この2人がね……よくネットで聞きますけど……「尊い」。自分がこんな言葉使うとは思わなかったですよ(´ω`;)。
『クローン・ウォーズ』の時にも書きましたけど、この二人の関係は基本的に「子連れ狼」ですから、親子(血のつながりはない)なのです。なるほど、見た目は銀色のアーマーに身を包んだ賞金稼ぎのマンドー(中年男性)と赤ん坊ほどに小さいヨーダ族のグローグーですから、マンドーが父でグローグーが息子という構造になるんですけど、実際はグローグーは50歳で、マンドーより年上なんですよね。
よくよく考えたらね、中年のおっさん同士の話なんですよ! グローグーは赤子にしか見えないし、まだそのくらいしか成長していないって設定らしいんですけどね!
隠れBLとまでは言いません(言ってる)。しかし、『ボバ・フェット』での二人は、すでに単なる父子の関係を超えている。マンドーは「相棒」という言葉でグローグーのことを呼んでいるし、自分の気持ちなんてほとんど吐露する機会などなかったであろう孤独な賞金稼ぎが、グローグーにだけ素直になるという展開!
『マンダロリアン』シーズン2のラストで涙の別れを選択した二人ですが、『ボバ・フェット』後半3話で再会を果たします。そのあまりの早さ(もう少し時間置いて焦らしてもよかったのでは(゚д゚)!)とベタさに気恥ずかしくもなりましたが、あざとさすら感じるそれらはロマンスとの近さがあり、そういうものでしか摂取できない萌えが詰まっている、と私は感じました。ヒロインのことを思って泣く泣く別れたヒーローの元へ、彼女が自分の意志で戻ってくる、みたいなロマンス王道展開。
まあとにかく、ラブラブな二人を見て、よいロマンス小説を読んだ時と似た「Love」な成分を味わったことは確かなのです。しかし、見た目はあくまでも仲良し父子……尊い……間を開かずに二人を再会させたのは、やはり小さい子と親を離れ離れにしたままではかわいそう、という気持ちが働いたせいだと思う……いつまでも幸せでいて……。
そういう私の妄想はさておき、グローグーのかわいさだけでも『マンダロリアン』でぜひ味わっていただきたい。キャラ造形に関してとにかく優秀だと思った点は、「かわいさ」を容姿ではなく、赤ちゃんとして描くこと──「ベビースキーマ」を利用したことですね。静止画の見た目はキモさとかわいさのギリギリのラインなんですけど、本当のかわいさは動いたりしゃべったり(赤ちゃん語だけど)することで発揮される。よく知らない動物の赤ちゃんでも動いているのを見ているうちにかわいく思えてくる、というのと同じですね。それを狙って表現しているのです。
あと関係ないと思うけど、ジュード・デヴローの『時のかなたの恋人』の原題って "A Knight In Shining Armor" っていうんですよね……。この言葉自体は日本語で言うところの「白馬の王子さま」的なヒーローっていう慣用句だそうですけど、マンドーは見た目そのまんまですから、グローグーじゃなくても惚れるよね! っていう……。演じるペドロ・パスカルは異様にイケボだし……めったに顔を出さないというのもいいのよねー。
ディズニープラス、いいかげんあきらめてDVDとか出しゃあいいのに、と思いますよ。大変なドル箱になると思うけど──って昔、『スター・ウォーズ』自体もなかなかビデオとかDVDを出さないみたいな戦略取ってたこと思い出した。ディズニーというより、スター・ウォーズの伝統なのか……。
最後に『マンダロリアン』のテーマ曲のMVを──予告編もあるんですけど、世界観がすごくよく現れているテーマ曲をぜひ聞いて聞いて!
[Tag] * 資料用 * 小説と映画以外のエンタメ雑感
最終更新日 : 2023-03-29