2022 · 06 · 15 (Wed) 13:55 ✎
■『オースティンランド 恋するテーマパーク』"Austenland" 2013(Netflix)
ジェーンはジェーン・オースティン愛好家のアメリカ人女性。ミスター・ダーシーにあこがれている。恋人と別れたことをきっかけに、オースティンの物語世界を体験できるというテーマパーク「オースティンランド」を訪れるが──。(監督:ジェルーシャ・ヘス 出演:ケリー・ラッセル、JJ・フィールド、ブレット・マッケンジー、ジェニファー・クーリッジ、ジェームズ・キャリス、ジョージア・ハリス、リッキー・ウィトル、ジェーン・シーモア、他)

ジェーンはジェーン・オースティン愛好家のアメリカ人女性。ミスター・ダーシーにあこがれている。恋人と別れたことをきっかけに、オースティンの物語世界を体験できるというテーマパーク「オースティンランド」を訪れるが──。(監督:ジェルーシャ・ヘス 出演:ケリー・ラッセル、JJ・フィールド、ブレット・マッケンジー、ジェニファー・クーリッジ、ジェームズ・キャリス、ジョージア・ハリス、リッキー・ウィトル、ジェーン・シーモア、他)
結局、見ちゃった。『高慢と偏見』しか読んでないのに。
とはいえ、やはり前面にフィーチャーされているのは『高慢と偏見』、とりわけコリン・ファース主演のBBCドラマ版です(ま、これも見てないんですけどね(´ω`;))。レンタルビデオ店とかで立ってる等身大コリンダーシーの看板を部屋に飾っているヒロインのジェーン。
イギリスにあるオースティンランドは、ジェーン・オースティンの世界を体現したテーマパーク。ドレスやメイクでコスプレし、お屋敷での生活様式や当時の礼儀作法などに則った暮らしを体験できる、というのが売り。そこでは「ロマンス」なんかも芽生えるかもね〜──という期待に胸ふくらませ、全財産はたいて行ったジェーン。が、最安値のコースだったので、他のプラチナコースの人たちとかなり差をつけられてしまう。期せずしてヒストリカルによくある、身寄りのないコンパニオン的な境遇の地味な壁の花となってしまうのです(これはこれでおいしくない?)。他の人には「お相手」役(俳優が演じている)がついてるんだけど、自分は格安コースなのでそういうのがいない。仕方なくお庭(ロケーションは最高)を散歩していると、セクシーな厩番が現れて──おいおい、それもまたド定番だな、というお話(´∀ ` ;)。
ロマンス好きな方からすれば、ストーリーは一目瞭然でしょう。ダーシーな雰囲気の人も出てきて、最初はちょっと険悪、というのもお約束。演技だと思っていたけど本気になっちゃって、さあどうする? というラブコメです。途中でオースティンランドを主催する何とか夫人(名字が憶えられない)が書いた戯曲をみんなで上演する、というエピソードがあるんだけど、これはその何とか夫人を演ったジェーン・シーモアの『ある日どこかで』のオマージュもあるんでしょうか? それにしても、このテーマパーク、維持できるとはとても思えない。プラチナコースの料金っていったいいくらなのか……。
ジェーン・オースティンの小ネタは拾えなかったんですけど、これも原語の文章がわからないとどっちにしろダメかもしれないな……。わかんないんだけど。オースティン好きな人が見れば、よくわかるのかな。AmazonのDVDのレビュー見て、「は〜、そうなんだ〜」と思いましたが、知らなくても大丈夫との意見もあり。実際、私は楽しめましたしね。
残念というか、これは映画が悪いのではなく、やはり私に「アメリカ英語」と「イギリス英語」が聞き取れるはずもなく──先日見ていたMCUの配信ドラマ『ムーンナイト』でも、同じようなこと思ったんですよね。『ムーンナイト』は面白いんだけど(MCUの映画とか何も見てなくて大丈夫)、展開や結末がちょっと独特で、評価が分かれる作品──ではあるが、とにかく主演のオスカー・アイザックの演技がものすごくて、とても見応えあったのです。二重人格の演技なんだけど、外見がほとんど変わらないのに、声、立ち方、姿勢や目つきなどでガラリと変わる。特に話し方は、イギリス英語とアメリカ英語を完璧に使い分けていた──らしい。いや、私はわかんないんですけどね。
そこら辺もわかれば、もっとこの映画も楽しめたのかな、と思ってしまいました。どういう差があるのか全然見当つかないんだけど、イギリス英語は京都弁、アメリカ英語は江戸言葉って感じで考えてる。合ってるかな?
(★★★★)
とはいえ、やはり前面にフィーチャーされているのは『高慢と偏見』、とりわけコリン・ファース主演のBBCドラマ版です(ま、これも見てないんですけどね(´ω`;))。レンタルビデオ店とかで立ってる等身大コリンダーシーの看板を部屋に飾っているヒロインのジェーン。
イギリスにあるオースティンランドは、ジェーン・オースティンの世界を体現したテーマパーク。ドレスやメイクでコスプレし、お屋敷での生活様式や当時の礼儀作法などに則った暮らしを体験できる、というのが売り。そこでは「ロマンス」なんかも芽生えるかもね〜──という期待に胸ふくらませ、全財産はたいて行ったジェーン。が、最安値のコースだったので、他のプラチナコースの人たちとかなり差をつけられてしまう。期せずしてヒストリカルによくある、身寄りのないコンパニオン的な境遇の地味な壁の花となってしまうのです(これはこれでおいしくない?)。他の人には「お相手」役(俳優が演じている)がついてるんだけど、自分は格安コースなのでそういうのがいない。仕方なくお庭(ロケーションは最高)を散歩していると、セクシーな厩番が現れて──おいおい、それもまたド定番だな、というお話(´∀ ` ;)。
ロマンス好きな方からすれば、ストーリーは一目瞭然でしょう。ダーシーな雰囲気の人も出てきて、最初はちょっと険悪、というのもお約束。演技だと思っていたけど本気になっちゃって、さあどうする? というラブコメです。途中でオースティンランドを主催する何とか夫人(名字が憶えられない)が書いた戯曲をみんなで上演する、というエピソードがあるんだけど、これはその何とか夫人を演ったジェーン・シーモアの『ある日どこかで』のオマージュもあるんでしょうか? それにしても、このテーマパーク、維持できるとはとても思えない。プラチナコースの料金っていったいいくらなのか……。
ジェーン・オースティンの小ネタは拾えなかったんですけど、これも原語の文章がわからないとどっちにしろダメかもしれないな……。わかんないんだけど。オースティン好きな人が見れば、よくわかるのかな。AmazonのDVDのレビュー見て、「は〜、そうなんだ〜」と思いましたが、知らなくても大丈夫との意見もあり。実際、私は楽しめましたしね。
残念というか、これは映画が悪いのではなく、やはり私に「アメリカ英語」と「イギリス英語」が聞き取れるはずもなく──先日見ていたMCUの配信ドラマ『ムーンナイト』でも、同じようなこと思ったんですよね。『ムーンナイト』は面白いんだけど(MCUの映画とか何も見てなくて大丈夫)、展開や結末がちょっと独特で、評価が分かれる作品──ではあるが、とにかく主演のオスカー・アイザックの演技がものすごくて、とても見応えあったのです。二重人格の演技なんだけど、外見がほとんど変わらないのに、声、立ち方、姿勢や目つきなどでガラリと変わる。特に話し方は、イギリス英語とアメリカ英語を完璧に使い分けていた──らしい。いや、私はわかんないんですけどね。
そこら辺もわかれば、もっとこの映画も楽しめたのかな、と思ってしまいました。どういう差があるのか全然見当つかないんだけど、イギリス英語は京都弁、アメリカ英語は江戸言葉って感じで考えてる。合ってるかな?
(★★★★)
最終更新日 : 2022-06-16