2022 · 12 · 10 (Sat) 14:59 ✎
□『魔法にかけられて2』"Disenchanted" 2022(ディズニープラス)
おとぎ話の世界アンダレーシアの姫だったジゼルは、ニューヨークの弁護士ロバートと幸せな結婚をした。家族も増えたので、一家で郊外の町モンロービルに引っ越すが、町になかなか馴染めない。夫は忙しすぎ、娘のモーガンは素っ気ないティーンエイジャーとなり、次第にジゼルはふさぎこんでいく。(監督:アダム・シャンクマン 出演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マースデン、イディナ・メンゼル、ガブリエラ・バルダッキーノ、マーヤ・ルドルフ、他)
おとぎ話の世界アンダレーシアの姫だったジゼルは、ニューヨークの弁護士ロバートと幸せな結婚をした。家族も増えたので、一家で郊外の町モンロービルに引っ越すが、町になかなか馴染めない。夫は忙しすぎ、娘のモーガンは素っ気ないティーンエイジャーとなり、次第にジゼルはふさぎこんでいく。(監督:アダム・シャンクマン 出演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マースデン、イディナ・メンゼル、ガブリエラ・バルダッキーノ、マーヤ・ルドルフ、他)
前作『魔法にかけられて』が好きなのです。
おとぎのアニメ世界のお姫さまヒロインが、現代の実写ニューヨークにやってきて、多忙なシングルファーザーのヒーローと出会う、というロマンスとして秀逸な設定なのですよね。ディズニー映画なのでそんなあからさまな展開にならないのですが(そこが唯一の不満)、その分、実に妄想がはかどるお話でした。
それが、15年たって突然の続編!(ディズニープラスにて独占配信中)
幸せな結婚をしたジゼルだったが、都会の暮らしと生まれたばかりの下の子供の育児に疲れ、年頃の娘は反抗期、郊外に癒やしを求めて引っ越したけど、町の実力者マルヴィナはよそ者に意地悪で──というなんだか非常に世知辛いオープニングです(´ω`;)。
そこに、下の子供の出産祝いのために夫婦の元カレ元カノ(アンダレーシアの王子とその妃)が現れ、なんでも願いが叶う杖を贈る。ジゼルは、思わずその杖に向かって、「この町を、幸せがずっと続くおとぎ話の世界にしてほしい」と願ってしまうのだが──。
でもおとぎ話の世界ですから、それにつきものといえば、意地悪な継母や邪悪な女王。世界を完璧にするためには、ジゼルはまさに継母ポジション。彼女は町に操られるようにモーガンへつらく当たるのですが、町にはもう邪悪な女王マルヴィナが存在するのです。悪役は二人もいらないということで、「どちらが相手より悪か」と争うしかなくなる。真夜中12時の鐘が鳴り終わるまでに、ジゼルの願いを取り消さなければ、とモーガンが奔走するけれど──。
まあ、お話はほんとにおとぎ話なんですが、とにかく音楽がよかった! 特にジゼル(エイミー・アダムス)とマルヴィナ(マーヤ・ルドルフ)が「私の方が悪よ」と歌い踊る "Badder" という曲! すごく楽しくて、見終わってすぐに音源を買ってしまったほどです。字幕で見たんだけど、マルヴィナの吹替が島田歌穂というので、日本語で見直したりもしたよー。
ディズニー公式がMV出してくれてるので、何度も見てる。この雰囲気を気に入ったら、本編もぜひ!
『魔法にかけられて』では歌わなかったというイディナ・メンゼルも、満を持して迫力の歌声を響かせてます。
あとよかったのは、女優さんの体型がみんなそれなりに立派という自然体なところ。あれ、自分でも踊れるかしら? と誤解しそうになります。
それからちょっと話がそれるんですけど、マルヴィナ役のマーヤ・ルドルフがとてもすてきだったのでWikipediaで調べたら、この人ミニー・リパートンの娘さんで、名曲『ラヴィン・ユー』は彼女への子守唄が元になっているとか。
そして、ミニー・リパートンって31歳で亡くなっていたのね……。美しい曲が、より切なく聞こえてくるよ。
(★★★★)
おとぎのアニメ世界のお姫さまヒロインが、現代の実写ニューヨークにやってきて、多忙なシングルファーザーのヒーローと出会う、というロマンスとして秀逸な設定なのですよね。ディズニー映画なのでそんなあからさまな展開にならないのですが(そこが唯一の不満)、その分、実に妄想がはかどるお話でした。
それが、15年たって突然の続編!(ディズニープラスにて独占配信中)
幸せな結婚をしたジゼルだったが、都会の暮らしと生まれたばかりの下の子供の育児に疲れ、年頃の娘は反抗期、郊外に癒やしを求めて引っ越したけど、町の実力者マルヴィナはよそ者に意地悪で──というなんだか非常に世知辛いオープニングです(´ω`;)。
そこに、下の子供の出産祝いのために夫婦の元カレ元カノ(アンダレーシアの王子とその妃)が現れ、なんでも願いが叶う杖を贈る。ジゼルは、思わずその杖に向かって、「この町を、幸せがずっと続くおとぎ話の世界にしてほしい」と願ってしまうのだが──。
でもおとぎ話の世界ですから、それにつきものといえば、意地悪な継母や邪悪な女王。世界を完璧にするためには、ジゼルはまさに継母ポジション。彼女は町に操られるようにモーガンへつらく当たるのですが、町にはもう邪悪な女王マルヴィナが存在するのです。悪役は二人もいらないということで、「どちらが相手より悪か」と争うしかなくなる。真夜中12時の鐘が鳴り終わるまでに、ジゼルの願いを取り消さなければ、とモーガンが奔走するけれど──。
まあ、お話はほんとにおとぎ話なんですが、とにかく音楽がよかった! 特にジゼル(エイミー・アダムス)とマルヴィナ(マーヤ・ルドルフ)が「私の方が悪よ」と歌い踊る "Badder" という曲! すごく楽しくて、見終わってすぐに音源を買ってしまったほどです。字幕で見たんだけど、マルヴィナの吹替が島田歌穂というので、日本語で見直したりもしたよー。
ディズニー公式がMV出してくれてるので、何度も見てる。この雰囲気を気に入ったら、本編もぜひ!
『魔法にかけられて』では歌わなかったというイディナ・メンゼルも、満を持して迫力の歌声を響かせてます。
あとよかったのは、女優さんの体型がみんなそれなりに立派という自然体なところ。あれ、自分でも踊れるかしら? と誤解しそうになります。
それからちょっと話がそれるんですけど、マルヴィナ役のマーヤ・ルドルフがとてもすてきだったのでWikipediaで調べたら、この人ミニー・リパートンの娘さんで、名曲『ラヴィン・ユー』は彼女への子守唄が元になっているとか。
そして、ミニー・リパートンって31歳で亡くなっていたのね……。美しい曲が、より切なく聞こえてくるよ。
(★★★★)
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最終更新日 : 2022-12-10