2023 · 03 · 27 (Mon) 14:49 ✎
◆『マッケンジーの山』リンダ・ハワード(ハーレクイン)
トラックを運転して山を下ってきたウルフは、目を疑った──女が歩いてくる! しかも信じられないくらいの薄着で。選択の余地はなかった。トラックから降りると、彼は雪まみれの女を抱え上げ、家に連れ帰った。("Mackenzie's Mountain" by Linda Howard, 1989)
・〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズ第1作
初掲載は2009年2月18日。
ハーレクインは私がブログを始めた当時でも電子書籍に力を入れていましたね。リンダ・ハワードの初期傑作もこのように読める。〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズは、電書で全部読めます(アンソロジーに入っていた『マッケンジーの娘』まで!)。全5作ありますが、ページ数は軽めなので、1作目のこれが気に入ったら追っかけてもいいかも。

トラックを運転して山を下ってきたウルフは、目を疑った──女が歩いてくる! しかも信じられないくらいの薄着で。選択の余地はなかった。トラックから降りると、彼は雪まみれの女を抱え上げ、家に連れ帰った。("Mackenzie's Mountain" by Linda Howard, 1989)
・〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズ第1作
初掲載は2009年2月18日。
ハーレクインは私がブログを始めた当時でも電子書籍に力を入れていましたね。リンダ・ハワードの初期傑作もこのように読める。〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズは、電書で全部読めます(アンソロジーに入っていた『マッケンジーの娘』まで!)。全5作ありますが、ページ数は軽めなので、1作目のこれが気に入ったら追っかけてもいいかも。
今回のあらすじは、裏表紙のものを後半部分だけ載せました。
なぜかというと、これを読んですごくびっくりしたから。私の頭の中にはもう、
「雪の中から掘り起こしたヒロインを肩にかついで、えっほえっほとお持ち帰りするヒーローの姿」
しか浮かばなくなりました。
けど、読み始めてみると、全然「えっほえっほ」じゃないじゃん! と思ったりして(^^;)。その時は「嘘つき!」と思ったけど、別にこのあらすじが嘘なわけじゃない。ていうのに、今転載してて気がついた(^^;)。読んだ瞬間から妄想過多になっていたようです。
それはさておき──ヒロインのメアリーがとてもよかったです。勇気があって、思い切りも面倒見もよく、情に厚い。特に、恋愛に対して迷いのないところがいいです。ヒーローとヒロインを邪魔するものが、“しょーもないプライド”とかでなく、非常に現実的なもの(人種差別とか誤認逮捕とか)なので、二人の愛情表現自体はシンプル。それ故、切ないです。
子供たちの話がスピンオフで出ているので、これから集めようかな~。
これを読んで私、リンダ・ハワードの作品って、ロマサスよりも普通のロマンスの方が好きなのかも、と思ったよ。『ダンカンの花嫁』とかも好きなんだよね。
(★★★★)
なぜかというと、これを読んですごくびっくりしたから。私の頭の中にはもう、
「雪の中から掘り起こしたヒロインを肩にかついで、えっほえっほとお持ち帰りするヒーローの姿」
しか浮かばなくなりました。
けど、読み始めてみると、全然「えっほえっほ」じゃないじゃん! と思ったりして(^^;)。その時は「嘘つき!」と思ったけど、別にこのあらすじが嘘なわけじゃない。ていうのに、今転載してて気がついた(^^;)。読んだ瞬間から妄想過多になっていたようです。
それはさておき──ヒロインのメアリーがとてもよかったです。勇気があって、思い切りも面倒見もよく、情に厚い。特に、恋愛に対して迷いのないところがいいです。ヒーローとヒロインを邪魔するものが、“しょーもないプライド”とかでなく、非常に現実的なもの(人種差別とか誤認逮捕とか)なので、二人の愛情表現自体はシンプル。それ故、切ないです。
子供たちの話がスピンオフで出ているので、これから集めようかな~。
これを読んで私、リンダ・ハワードの作品って、ロマサスよりも普通のロマンスの方が好きなのかも、と思ったよ。『ダンカンの花嫁』とかも好きなんだよね。
(★★★★)
[Tag] * 今でも読めるロマンスの名作
最終更新日 : 2023-03-27