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2009 · 07 · 10 (Fri) 09:00

◆『つまずいたプレイボーイ』ジェイン・サリヴァン

◆『つまずいたプレイボーイ』ジェイン・サリヴァン(ハーレクイン文庫)
 コールは焦っていた。放火ですべてを失った彼にとって、祖母の遺産である牧場だけが頼みの綱だ。だが、そのためには結婚して牧場で半年生活しなければならない。明日の夜までに結婚してくれる相手を酒場で探していた彼の前に、およそそこには似合わないヴァージニアが現れた。彼女は、大学進学のための資金が欲しかった。("One Hot Texan" by Jane Sullivan,2001)

 よかったです。ベタな契約結婚もの。そして、モテるけどまともに(orまともな)女とつきあってこなかった男と、男とまったくつきあったことのないおぼこ娘同士の恋愛初心者もの。そんなに美人ではないヒロインにだんだんハマッていくヒーローがいい感じです。
 なんかほんとにこのヒーロー、傲慢というより、基本的にコミュニケーションに問題があるような人だったなあ、最初の方は特に。「男とはビジネス、女とはセックス」みたいな関係しか垣間見えない。そこそこ悲惨な過去があるけど、むしろヒロインの過去の方が問題あるんじゃないだろうか。さらっと流されてるけど、それって虐待だからね、ママン!
 そういう問題を二人で分かち合いながら、いい雰囲気になってきたところで、お決まりの波風が立つわけですが、解決方法とヒーローのプロポーズのセリフが泣かせます。こんな捨て身のプロポーズ、なかなかないんじゃないか、と。頑なな男だっただけに、覚悟がよくわかります。
 あ~、ベタなものに弱い私……。ベタものを気分よく読み終われるだけで、評価が甘くなる傾向があるかも……。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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