Top Page › 読書の感想 › バーバラ・カートランド › ●『熱き伯爵の想いに』バーバラ・カートランド

2009 · 07 · 16 (Thu) 14:55

●『熱き伯爵の想いに』バーバラ・カートランド

●『熱き伯爵の想いに』バーバラ・カートランド(サンリオ)
 伯父の伯爵とその息子の事故死によって、突然爵位を継ぐことになったロックブルックは、貧しい軍人時代に関係を持ち、今まで見向きもしなかった公爵令嬢から結婚をほのめかされてうんざりしていた。むしゃくしゃしたまま遠乗りに出かけた彼は落馬をし、近くの館へ運び込まれる。そこで出会った献身的な娘プリラと親交を深めるうち、彼はある計画を思いつく。("The Lioness And The Lily" by Barbara Cartland,1981)

 他の新しい(とはいえ古本)ハーレクインと遜色なく並んでいたので、「あ、この人の読んでないなあ」と思って手に取ったら、サンリオだった……。なつかしー。
 お話のほとんどはヒーロー視点で進みます。これがけっこう楽しめましたよ。またこいつが、モテるけど真剣なつきあいはまったくしたことのない唐変木でね。お金の匂いを嗅ぎつけて寄ってくる女とはまったく違う魅力を持つ、純粋無垢でちょっと不思議ちゃんヒロインへの気持ちを全然自覚できない。ヒロインと急いで結婚──つまり、利用することにも罪悪感なし! 伝統芸ですか、「きっと許してくれるはず」みたいな奴っていうのは!
 けど、ヒロインは本当に純真で、ヒーローを愛することだけで満足しようとけなげにも決心します。愛情というより、崇拝という感じです。いや、そこまでの男かな……(´∀`;)。強欲な公爵令嬢にもう少し苦しめられればいいのに、と思いましたが。
 ということで、本当の評価は★★★くらいだと思うんですが、さる理由から☆をおまけ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント