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●『ハンガリアン・ダンス』バーバラ・カートランド

●『ハンガリアン・ダンス』バーバラ・カートランド(サンリオ)
 田舎の牧師の娘サビーナは、皇太子侍従武官セフトフォード卿に見初められ、モンテカルロにある彼の母の館に招かれた。だが、途中で馬車が故障し、近くに野営していたジプシーに助けを求めると、王と名乗る男がサビーナの前に現れる。("The Captive Heart" by Barbara Cartland,1956)



 最近のヒストリカルのヒロインは、かなりたくましい人もいますが、バーバラ・カートランドのヒロインって、肉体的にも精神的にもか弱い……。何かあったら気絶してしまうみたいな。貧乏な子だと、マジでそうなるんだろうな(万年栄養失調気味だから)。
 このお話のヒロインもそんなふうで──芯が通ってない感じ。お金持ちに見初められて、華やかな街に来たはいいけれど、自分の子供さ加減や世間知らずな部分が露呈して、落ち込むかと思いきや、きれいなドレスを着られてうれしかったりもして。婚約者とその母の仲の悪さにショックを受けたり、謎の男が気になって仕方なかったり。箱入りで19年間過ごしてきたのが丸わかりのヒロインです。少しイライラしたけど、19歳の女の子にこんなにいろいろなことが起こって、そのたびに如才なく振る舞うというのも不自然だし……。
 一応、ヒロインが何もかも捨ててジプシーの王の元へ行くかどうか、という話なんだけど、成長譚とは読めないところが惜しいというか……持ち味なのかも、と思ったり。女は強くならないというか、強くなる必要はない、守られるべき存在だ、というのが作者の確固たる信念なのかも、と思ったよ。作者自身は相当強い女性だったらしいけど、その裏返しなのかな? それはそれで女性の幸せの一つだと思うけど、私はもう少し芯の通った子の方が好きだな。
(★★☆)
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tag : ヒストリカル サンリオ ★★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
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    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
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