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2009 · 08 · 08 (Sat) 08:26

◆『恋人までの距離』アンジー・レイ

◆『恋人までの距離』アンジー・レイ(ハーレクイン)
 サマンサは、しばらくぶりに会った親友ブラッドから「結婚するから、ウェディングドレスのデザインをしてほしい」と頼まれる。十年来の親友の結婚を、なぜか素直に祝福できないサマンサ。しかも婚約者の女性は、その美しく優しげな外見とは裏腹に、彼の財産目当てらしい。こんな女と結婚したら、彼は不幸になってしまう!("You're Marrying Her?" by Angie Ray,2003)

『あなたに恋する日』の一編。
 これは──構成が悪いと思うんですが……最初に種明かししない方がよかったんではないだろうか。(あれ、種明かしてるよね? え、そうだよね?(´∀`;))
 いや、バレバレな状態で話が進むんでも全然かまわないんですが、だとすると、何を楽しめばいいのかな? 私は、ヒロインの目を自分に向けさせたい、嫉妬させたい、結婚を妨害してほしいという彼の思惑とはまったく違う方向に行ってしまうヒロインっていうのを期待していたんだけど……思惑通りの展開で。ニセ婚約者の妊娠(ヒーローが父ではない)が早い段階でヒロインに伝われば、どんどん話がズレていったのに~、と思ったりもしたけど、それは私の嗜好とは合わなかったってだけなのかな?
 ヒーローのヘタレ具合は好みなんだけどなー。ヒロインのことがずっとずっと大好きであきらめられなくて、ついに変な計画を実行しちゃう、という暴走ぶりはなかなか萌えます。けど、「こんな手の込んだお芝居をする必要があったのかしら?」というヒロインの身も蓋もないセリフそのままな気分……。超超超鈍感なヒロインに対して「ほかにもいろいろやってみたが、どれもうまくいかなかった」とヒーローは言うけど、してなかったことあっただろ? 玉砕覚悟の告白!
 真っ向勝負を挑む勇気がないとは、ちとヘタレ過ぎ……。
(★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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