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2009 · 08 · 24 (Mon) 15:30

●『夜風はひそやかに』ジャッキー・ダレサンドロ

●『夜風はひそやかに』ジャッキー・ダレサンドロ(二見文庫)
 26歳のサラは、ラングストン侯爵マシューのハウス・パーティに未亡人の姉のつきそいとしてやってくる。早朝、美しい庭園でスケッチをしていると、マシューが現れ、楽しく会話を交わすが、サラは彼が何か隠していることに気づく。("Sleepless At Midnight" by Jacquire D'Alessandro,2007)
・〈メイフェア〉シリーズ第1作

 メイフェア・シリーズの第一作。
 あらすじが超テキトーに見える……orz
 テキトーというか、シンプルな話なのでね。ベタというか……ベタ好きな私のツボな話でありました。
 ヒーローとヒロイン、ともに幼い頃からの罪悪感と親からの心ない言葉や態度に囚われている傾向にある。ヒーローは借金を抱えていて、死んだ父が庭に隠したと思われる大金のありかを探っており、それと同時に父が望んだ跡取りのために結婚相手を探している。問題を一気に解決するためには、資産家の娘が必要。
 一方ヒロインは、小さい頃から母に美しい姉と比べられていて、自分の存在に自信が持てない。ただヒロインと姉は仲がよく、萎縮しすぎていないところはよかったです。痛い母を無視して、自分の楽しみを追及するヒロインにメロメロになったヒーローだけど、彼女には財産がない……。
 ヒーローは、恋の悩みと借金と探索のストレスで、なかなか気持ちが切り替わりませんが、そんなに意固地には感じなかった。長年培ったものを変えるのは難しいものです……。
 不快な邪魔者も複雑な謎解きもなく、もしかしたら物足りなさを感じる人もいるでしょうが、私はやっぱりこういうベタな物語を丁寧に描いたものが好きだ。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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