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2009 · 08 · 29 (Sat) 12:18

◆『春はめぐり来る』スーザン・フォックス

◆『春はめぐり来る』スーザン・フォックス(ハーレクイン文庫)
 弟におとしめられ、無実の罪で刑務所に服役したマギーは、仮釈放後、弁護士の紹介でワイオミングの牧場へ向かう。けれど経営者のイーサンから、前科者を雇うほど愚かではない、と言われ、失意を胸に牧場をあとにする。彼女が徒歩で訪れたことを知ったイーサンは心配になり、吹雪の中、車で追いかけた。("The Bad Penny" by Suzan Fox,1993)

 ヒロインの冤罪をヒーローが信じるかどうか、というのがポイントのお話。とはいえ、彼女がそれを声高に訴えたりはしないので、人柄をどう思うのか、ということです。女性としては、最初に会った時にもうひと目ぼれしているのでね。
 こういうお話は、それぞれの倫理観も関係しているので、「こうだからいい」とかの基準はよくわかりません。ヒーローには幼い娘もいるので、もしヒロインが嘘ついてたら、と尻込みする気持ちもわかる。
 けどまあ、ちょっと掌を返すような感じが……。よくあるヒロインにだけつらくあたる状態なのか、前科者だから冷たいのか──それがごっちゃになってて、ヒロインが傷つけられた分までちゃんと謝ってるのかなあ、と思ってしまった。ヒロインもプライドが高すぎるきらいがあったけど、これは仕方ないかしら。
 気になった部分もありましたが、展開自体はオーソドックスで安心して読めると思います。
(★★★)

最終更新日 : 2015-11-26

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