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2009 · 09 · 06 (Sun) 22:18

●『誓いの真珠』クレア・デラクロワ

●『誓いの真珠』クレア・デラクロワ(ハーレクイン文庫)
 13世紀半ば、大モンゴルの草原に“黒い疾風”と呼ばれる戦士がいた。イル汗国の王になる野望を持つ彼は、ペルシャ人の娘を町からさらってくる。口から真珠を生み出した魔女だ。彼女との出会いによって、まだ彼自身も知らない、自分の胸に刻まれた王家の証の伝説が動き出す。("Pearl Beyond Price" by Claire Delacroix,1995)
・〈王家の伝説〉シリーズ第2作

〈王家の伝説〉シリーズ、第2作。1作目『ユニコーンの花嫁』のヒーローの息子、ティエリーの物語です。
 ティエリー、出奔しちゃってます(^^;)。モンゴル人のクォーターですが、王(ハーン)になれる可能性は低い。くさくさしているところにヒロインのキアラと出会い、ひと目ぼれ。キアラが魔女と言われたことでハーンからより疎まれて、フランスの王に同盟の親書を持っていく役目を担わされる。体のいい追い出しです。
 でも実は、ヒーローは自分がフランス王家の正当な継承者だという出生の秘密を知らないので、話は1作目から全然進みません。後半にならないとフランスへ行かないし。前半というか、大半はヒーローとヒロインのすれ違いのじれじれを描いています。半分過ぎないと言葉すら通じないんだよ!
 とはいえ、このじれじれがやっぱりツボでね……。前作もそうだったけど、ヒーロー、恋に対して妙な意地やプライドがない。すぐに自分の気持ちを自覚する。何をするのもヒロイン中心。こういうヒーロー、好きだー。けど、今回は言葉が通じなかったり習慣の違いから、なかなか互いの想いが通じ合わない。心から思いやったつもりなのに誤解、とかくり返すともう、切なくて身悶えてしまいます。話は別にいいや──って、良くないほど進んでないけど、まあいいや(´∀`;)。
 なので、評価は大まけです。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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