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2009 · 09 · 26 (Sat) 12:52

▲『夜ごとの誘惑』クレア・デラクロワ

▲『夜ごとの誘惑』クレア・デラクロワ(ハーレクイン文庫)
 十字軍遠征からの帰り道、ロルフは兄のみやげにと買った美しい瓶を開け、封じ込められていた悪い魔女を解放してしまう。目の前の出来事を信用しない不遜なロルフは、腹を立てた魔女に呪われ、狼の姿となる。一方、周囲からの縁談にうんざりしたアンリーズは、修道院へ向かう途中、狼の集団に襲われ、見慣れない宮殿の門を叩いて助けを求めた。("Enchanted" by Claire Delacroix,1997)

 パラノーマルっつーか、おとぎ話ですが。
 ヒロインが門を叩いた宮殿は、魔女がいやいやヒーローに差し出したもの。夜だけ彼は人間に戻って、そこで休みます。おとぎ話の定番として、呪いは愛によって解かれることになっていますが、どうもこのヒーローとヒロインのロマンスが……ていうかキャラクターが私にはイマイチで。おとぎ話であることを意識したのか、わかりやすすぎて、先が読めすぎる。私は基本的にお約束大好き人間ですが、話もキャラもほとんどお約束ってのはさすがに食傷気味になりそうです……。
 けど、実は一番の不満は、ヒーローが狼になってたった一ヶ月でヒロインと出会う、というところ。これだけはお約束じゃないけどっ、それにしても早すぎないですか!?(・ω・;) 読み間違えたかと思ったくらい。何十年何百年たってようやく、みたいな切なさは皆無。ヒーロー、案の定反省が足りていません。それから、忘れられたヒロインの弟はどうしたの!? おとぎ話っぽく大団円のふりをしていますが、彼の生死はわからないままじゃないか。もっと悲しんであげなきゃかわいそう。
 雰囲気としては、その弟とヒロインの兄のスピンオフがありそうではありますが、どうなんだろうか……。
(★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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