2009 · 10 · 02 (Fri) 16:25 ✎
●『令嬢とスキャンダル』キャンディス・キャンプ(MIRA文庫)
19世紀のイギリス。プリシラは名門だか家計の苦しい我が家を支えるために、男性のペンネームを使って冒険小説を書いていた。そんなある夜、彼女の家に全裸の若い男が助けを求めて倒れ込んでくる。しかも彼は、頭を怪我して記憶を失っていた。("Scandalous" by Candace Camp,1996)
19世紀のイギリス。プリシラは名門だか家計の苦しい我が家を支えるために、男性のペンネームを使って冒険小説を書いていた。そんなある夜、彼女の家に全裸の若い男が助けを求めて倒れ込んでくる。しかも彼は、頭を怪我して記憶を失っていた。("Scandalous" by Candace Camp,1996)
相変わらずおきゃんでおてんばで──(あるなしは関係なく)そばかすなんて気にしないタイプのヒロインです。
女子が小説を書いているとスキャンダラスだから、ということで、このヒロインはペンネームを使ってるけど、今まで読んだヒストリカルの作家ヒロインは割と女性であることを明かしている人が多いような気も。やっぱり時代的にはダメだったのかな。あれ、それとも貴族階級にとってってことだったっけ。小説家に限らず、仕事は全部ダメってことか。歴史に弱いので、くわしいことは調べないとわかりません。
なかなかかわいらしいお話でした。ヒーローは最初からヒロインにメロメロ。記憶がないことにもあまりくよくよしない。まあ、いじけたからって早く戻るわけでもないから、悩むより行動、という男らしさは、ヒロインも共通しています。でも、「小説書いてるのがバレたらどうしよう」って悩むところは乙女だった。ヒーロー絶対気にしないだろ、とみんな思ったでしょうが、そんなこともわかんないところがかわいらしい。
過去の殺人事件の犯人は意外というか、なんか私、これの犯人が誰かとか、全然考えてなかったよ(´∀`;)。「あ、そういえば解決したがってたっけ」みたいな。ヒーローの正体も、ちょっと継承権について勘違いしていて、つい「あら!」とか思っちゃったりしてね。
うーん、疲れている時って読み方が雑になる……。いや、かえって楽しめたからよかったんだけど。
(★★★☆)
女子が小説を書いているとスキャンダラスだから、ということで、このヒロインはペンネームを使ってるけど、今まで読んだヒストリカルの作家ヒロインは割と女性であることを明かしている人が多いような気も。やっぱり時代的にはダメだったのかな。あれ、それとも貴族階級にとってってことだったっけ。小説家に限らず、仕事は全部ダメってことか。歴史に弱いので、くわしいことは調べないとわかりません。
なかなかかわいらしいお話でした。ヒーローは最初からヒロインにメロメロ。記憶がないことにもあまりくよくよしない。まあ、いじけたからって早く戻るわけでもないから、悩むより行動、という男らしさは、ヒロインも共通しています。でも、「小説書いてるのがバレたらどうしよう」って悩むところは乙女だった。ヒーロー絶対気にしないだろ、とみんな思ったでしょうが、そんなこともわかんないところがかわいらしい。
過去の殺人事件の犯人は意外というか、なんか私、これの犯人が誰かとか、全然考えてなかったよ(´∀`;)。「あ、そういえば解決したがってたっけ」みたいな。ヒーローの正体も、ちょっと継承権について勘違いしていて、つい「あら!」とか思っちゃったりしてね。
うーん、疲れている時って読み方が雑になる……。いや、かえって楽しめたからよかったんだけど。
(★★★☆)
最終更新日 : -0001-11-30