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●『黄昏に輝く瞳』キャサリン・コールター

●『黄昏に輝く瞳』キャサリン・コールター(二見文庫)
 スイスの名門女学校に通う富豪の娘ジアナは、ルームメイトの兄と恋に落ち、結婚の約束をするが、母は彼が財産目当てだと見破り、激しく反対する。しかし決して自分の気持ちを曲げないジアナのため、母はある条件を出す。それを飲んだ彼女は、ローマの娼館で男たちの本性をのぞき見る羽目に陥る。("Evening Star" by Catherine Coulter,1984)
・〈スター〉シリーズ第1作



 あらすじでヒーローまで行き着けなかった……。
 母の友人、ローマのダニエーレおじさんにうまく乗せられて娼婦のふりをすることになったヒロインは、そこに客として現れたアメリカ人のアレックスと出会う(っつーか、ヒロインは彼がしているところをのぞいてる(^^;)だけなんですが)。そのあと、最後の修行にとおじさんが用意したのは処女オークション。ヒロインはそこでヒーローに競り落とされてしまうのですが、逃げ出します。
 まあ、確かにヒロインはおバカさんでしたよ。頭のいいバカほど扱いづらいものはないですけど、彼女はまさにそんな感じ。荒療治が必要なことは承知しますが、これしか方法なかったんですか? とは──きっと誰しも思うはず(´∀`;)。まあ、それはダニエーレおじさんが悪趣味だった、としか言えないかもしれないけどね。一応、これがなければヒーローとヒロインは出会わなかったし、男性不信になったとはいえ、ヒロインはおバカではなくなったわけだし。財産目当ての男と結婚して学ぶのとどっちがいいのかと問われると、いくらかマシかな、とも思えます。
 そこら辺のツッコミどころはあるものの、このヒロインの修行と、4年後にヒーローと再会して彼に脅され関係を持ち、妊娠しちゃって──ってところまでは、バツグンに面白かったです。それ以降はオマケという感じだったなあ。それまでのスピーディな展開がピタリと止まって、アメリカに着いたら淡々と時間が過ぎていくだけになっちゃってね。
 いっそアメリカへ行く船の中、嵐とつわりのダブルパンチに苦しむヒロインをヒーローが抱えて甲板で眠るシーンで終わってほしかった。こっから先、結末は好きに想像したいっ、と思うほど、後半は付け足しっぽかったですよ。

 ところで、曲がりなりにも何冊かロマ本を読んでいると、さすがにうまい人というのは目立ってわかるようになってきました。コールターももちろんそうで、突出しているのはキャラクターだ。特にヒーロー。ヒーローのうまい人は他にもいるけど、コールターのヒーローはちょっと常軌を逸している感じ……いや、まだうまく言えないんだけどね。
 こういうことも、今後ちゃんと書けるといいな、と思っています。
(★★★☆)
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tag : ヒストリカル 二見文庫 ★★★☆ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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