Top Page › 読書の感想 › シャロン・サラ/ダイナ・マコール › ▼『哀しみの絆』ダイナ・マコール

2009 · 10 · 20 (Tue) 11:44

▼『哀しみの絆』ダイナ・マコール

▼『哀しみの絆』ダイナ・マコール(MIRA文庫)
 古い別荘の壁の中から発見された幼児の白骨死体の左手には、親指が2本あった。それは、資産家シーリー家の人間に見られる特徴。25年前に誘拐されたオリヴィア・シーリーとその子は同い年だ。自分はいったい誰なのか──不安な気持ちを抱える彼女の元に現れたのは、かつての恋人トレイ。事件担当の刑事だった。("Bloodlines" by Dinah McCall,2005) ※シャロン・サラの別名義なので、カテゴリを統一しました

 シャロン・サラの別名義だそうです。違いがよくわからないらしい。私はそこまで数を読み込んでいないけど、この作品だけを読むと「ダイナ・マコールの作風は重いのか」と思ってしまいます。
 でも、いい話でしたよ。とっても悲しいんだけれども。ちょっとしたことで狂っていった話。よくあることが発端なんだけど、あれが起きなければ、それを言っていれば、という本当に少しのズレが年月とともに大きくなっていったんだよね。ただ、25年前に明らかになったらなったで、それもまた違うゴタゴタにはなっていたでしょう。DNA鑑定の精密さがものを言うお話です。
 ところで、途中のヒロイン襲撃に関するエピソードは必要なのか? ロマンスには必要だったとは思うけど、本筋からするとちょっと浮いてた……。
 とはいえ、ヒーローの誠実さは名義にかかわらず変わらない感じだ。妙にひねくれてるとかちょっとおかしいとか(^^;)そういうんじゃない普通の人をたまに間にはさまねばっ、とつい思ってしまうなあ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント