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2009 · 11 · 30 (Mon) 14:46

●『公爵の憂鬱』シェリル・ボレン

●『公爵の憂鬱』シェリル・ボレン(ハーレクイン)
 牧師の娘としてつつましく育ったボニーは、母が望む結婚相手を探すため、社交シーズンのロンドンを訪れていた。その母の命が尽きようとした時、手を差し伸べてくれたのはラドクリフ公爵リチャード。死の淵にいる母に「お嬢さんを幸せにします」と誓ってくれたのだ。だが、彼からの愛の言葉はない……。("A Duke Deceived" by Cheryl Bolen,1998)

 あらすじだけを読んで、私の大好きなすれ違いものだと思いましたが、割といろいろ入り組んでました。ヒーローの元愛人や、放蕩者の親戚など定番の邪魔者に加えて、ヒロインいとこの事情に絡む男性のことをヒーローはヒロインの愛人と勘違いして、嫉妬でヨレヨレ状態になってしまいます。
 このためか、前半が少しもたついた感じがありました。二人ともお互いに愛し合ってるのに、
「先に言ったら負けだ」
 みたいなしょーもないプライドから気持ちを伝えないこと故の誤解も苛立った。だからか、歳の離れた嫁にメロメロのヒーローが、身体目当ての単なるエロオヤジのように見えちゃったよ……(´∀`;)。
 後半の展開は切なくてよかったんだけど、もう少し先まで──エピローグみたいなのも欲しかったかなあ、と思った。肝心なところでヒーローが風邪をひくシーンのかわりにさ(^^;)。終わらせ方がせっかちに思えたよ。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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