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2009 · 12 · 14 (Mon) 21:43

◆『妹と恋人の間』シャロン・ケンドリック

◆『妹と恋人の間』シャロン・ケンドリック(ハーレクイン)
 マットが帰ってくる。まだ赤ちゃんの娘を連れて。彼は1年半前に人気ロックシンガーと電撃結婚したが、妻を半年前に亡くしたばかりだった。10歳年下のデイジーは彼をずっと愛しているが、いつまでも子供扱い。しかも帰ってきたマットの態度は、よそよそしくすらあった。("His Baby!" by Sharon Kendrick,1996)

 最初に言っておく。これは近親相姦ものではない(^^;)。
 Twitterでこの『妹と恋人の間』のヒーローのセリフがつぶやかれていましたが、セリフよりこのタイトルだけで、どれだけの人を妄想させたか──ハーレクインはなかなかTwitterの使い方がうまいと思いました。
 でも最初に言ったように、近親相姦ものでも義兄妹ものでもありません(義兄妹ものはハーレでは珍しくないけど、さすがに近親相姦はNGだよね)。幼なじみものです。ヒロインの母がヒーローの家の家政婦をやっているのです。しかも母同士が元々親友なので、妹のようなものってだけ。思わせぶりな邦題だ……。
 あらすじを読んで、私が嫌いな幼なじみもの(ヒロインの気持ちに気づかず、ヒーロー女遊び)だとやだな、と思っていたんですが、ヒロインが女性らしくなるとすぐに意識したので、大丈夫だった。まあ、10歳差があるし、彼女が子供の頃からギラギラ見てたら別の意味で困るしね。結婚のいきさつもだいたいこんなとこだろ、と思ったらそのとおり。
 妻を亡くしたヒーローに対して、ヒロインは変わらぬ気持ちを持っているんだけど、どうも昔のままの妹扱い──と思うのは本人だけで、ヒーローの気持ちはダダ漏れです。それどころか、エロな波動をいつも発しているというか(´∀`;)。感化されているのさえわからないうぶなヒロインがかわいそうなほどの。そんなにダダ漏れなくせに、変な理屈をこねる奴。こねるくせに──という感じの、割とテンプレなお話です。最後の方、「ん?」ってとこもありましたが(^^;)。
 果たしてTwitter見て初めて読んだ、みたいな人は、この傲慢でうぬぼれ屋のヒーローをどう思うんだろう。私でさえ「もうちょっと悩めよ(-"-;)」と思ったしなあ。

 流れていたセリフを一つピックアップするとしたら、
「子猫め。君が欲しい……」
 私も本物の猫が欲しい。それと、
「ああ……」
 って何だよ、と思ったな。どれにでもあるんじゃないの!?ヽ(`Д´)ノ
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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