Top Page › 読書の感想 › ルーシー・モンロー › ◆『運命のバルセロナ』ルーシー・モンロー

2009 · 12 · 19 (Sat) 13:46

◆『運命のバルセロナ』ルーシー・モンロー

◆『運命のバルセロナ』ルーシー・モンロー(ハーレクイン)
 資産家の娘であるエリーは、実業家のサンドルからこの上なくロマンチックなプロポーズをされた。大切にすると彼は誓うけれども、彼は「愛を信じていない」とも口にする。愛のない生活に傷ついたことのあるエリーは返事を保留し、一人で考えるためにバルセロナへと旅立つ。("Bought: The Greek's Bride" by Lucy Monroe,2007)
・〈地中海を渡る恋〉シリーズ第1作

 再読ですが、初めて読んだ時よりも面白く読めました。〈地中海を渡る恋〉というシリーズの一作目なので続きが読みたくなった。探そう。
 多分、最初に読んだ時は、後半の急展開に「あれれ?」と思ったのかもしれない。伏線とか何もないんだもの。
 けど読み直してみたら、ヒーローのやらかしたことから彼自身がほったらかしになる、という展開が面白かった。ヒーローとしては、旅先での不貞をネタに思い切り責めようとしていたんだろうけど、いきなりヒロインから、

「お前のことなんぞ構ってるヒマはないんじゃ、出てけ(゚Д゚)ゴルァ!!」

 と言われてあっけにとられる、というのはなかなか痛快。いや、ほんとはここまで言い放ってはいないんですが(´∀`;)、そのあと「それどころじゃない。とにかくあの男のことは置いといて」という気持ちにヒロインがなったのは確かだし。
 ほったらかしにされてようやく、彼女を支えたい、守りたいと思う気持ちに気づいていくヒーローのちょっとヘタレな態度もよかったです。ヒーロー母の毒舌が冴えてました。
 伏線が貼ってあったら、予想がついたかもしれない。けど何でか、どうしても意図的にやったと思えないんだよね……(^^;)。なんか小説としてのテクニックというより、実話系で「ええー、そんな偶然なんてほんとにあるんだー」と思わされたみたいな……結果的に効果的だった、という危うい感じはなぜ……?
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント