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2010 · 02 · 02 (Tue) 14:08

□『アバター』

『アバター』“Avatar”2009(09/12/23公開)
 西暦2154年。戦争で下半身不随になった元海兵隊員のジェイクは、地球から5光年離れた衛星パンドラで行われている“アバター・プロジェクト”に、死んだ双子の兄のかわりに参加することになる。“アバター”とはパンドラに住むナヴィという生命体と地球人のDNAを掛け合わせた肉体で、特殊なカプセルで意識を転送し自由に行動できるのだ。ジェイクはアバターを操り、パンドラのジャングルを調査するうちに、ナヴィ族の娘ネイティリと出会う。(監督:ジェームズ・キャメロン 出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー他)

 いろいろ都合があって、2D字幕版のしか見られなかったのですが──前半は退屈だとか、予告編で予想したとおりのひどい侵略話だと思ったりもしたのですが──はっと気がつくと、いつの間にかIMAXシアターの3D吹替版を見に行こうかと思っていた、という──『アバター』……恐ろしい映画。
 いつ見に行けるかわからないし、見るとまた変わる可能性があるので、暫定の感想です。
 とにかく、古今東西のSF系ファンタジー系の映画やアニメの集大成のような映画です。基本の下敷きは、キャメロン自身がかつて監督した『エイリアン2』なんじゃないか、と踏んでいます。リプリーシガーニー・ウィーバーも出てるし。パンドラから産出される高額な鉱物飛行石アンオブタニウムによる自社の利益のことしか考えていない奴とか、ヴァスケスみたいなミリタリー姐さんとか、「ああ、いたいた」みたいなデジャヴ感。エイリアンだとああいう外見だからそんなに感情移入はしないけど、ナヴィほど作り込んであると戦闘シーンとか見ててつらいです。
 ま、これはセルフカバーだからいいんですけど、いろいろと、いろいろとその、いろいろと──あ、なんか川柳みたいになりましたけど(^^;)、まあそれでも文句を言う気にあまりならないのは、映像に圧倒されるからなのでしょう。「文句言われないものを作ってやろうじゃないか」という気概は天晴れ。
 ロマ本読みとしては、よく言えば純真──つまり非常に単純なヒーローが、単純故に強いヒロインに影響されて変わっていく、というロマンスを楽しみました。苦悩よりも行動(ただし策なし)のヒーローだけど、思い切りはよろしい。サム・ワーシントンみたいな顔は好きだし、ラストはなかなか萌えたなあ。
(★★★☆)
[Tag] * ★★★☆

最終更新日 : -0001-11-30

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