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2010 · 02 · 11 (Thu) 13:16

◆『危険な駆け引き』リンダ・ハワード

◆『危険な駆け引き』リンダ・ハワード(MIRA文庫)
 世界的なテロリストである男に娘がいることを知ったチャンスは、周到な用意をし、偶然を装ってその女性サニーに近づく。明るくユーモアあふれる彼女にチャンスは惹かれるが、その反面謎な部分もある。彼女は果たして、父親の手先なのだろうか?("A Game Of Chance" by Linda Howard,2000)
・〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズ第5作

〈愛と勇気のマッケンジー家〉シリーズの第五作目にして最終作。養子チャンスの話。元海軍情報部の人間で、『愛は命がけ』の四男ゼインとともに対テロ組織に勤めている──らしい。
 最後の50ページのためにその前があった、というお話です。そこまでは正直微妙な印象だったりして。あんなに「結婚なんかしないもん」みたいに言っていたチャンスの気持ちの変化が、いきなりな気がしたから。普通の女性ではダメだろうとは思ったけど、ヒロインはかなり変わっているというか、数奇な人生を歩んできた人です。それでも、出会いのインパクトがあまりなくて、少し物足りなかった。
 チャンスはチャーター機のパイロットって設定で、山で嘘遭難をして、ヒロインと二人きりになり情報を聞き出すってことになってたんだけど、『氷に閉ざされて』で本物のサバイバルを先に読んだのもいかんかったかも。こっちのそういうシーンがとっても面白かったもんで。
 とはいえ、最後の50ページ、チャンスがヒロインを連れてワイオミングの故郷へ戻ってくると、またまたそこら辺が全部吹っ飛んでしまいました。私も「まあ、いいか」って気分になりました(´∀`;)。多分、ヒロインに何かわだかまりがあったとしても、同じように思ったと思います。
 これでマッケンジー家のシリーズは終わり。私が好きなのは、やっぱり両親ウルフとメアリーの『マッケンジーの山』と長男ジョーの『熱い闇』だなあ。→関連作品:『マッケンジーの娘』
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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