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2010 · 02 · 15 (Mon) 16:34

●『憎しみもなにもかも』リサ・クレイパス

●『憎しみもなにもかも』リサ・クレイパス(ライムブックス)
 19世紀イギリス。「ボウ・ストリートの修道士」と称される治安判事のロス卿は、判事補佐官の職に応募してきた美しい女性ソフィアに目を奪われる。危険すぎるという理由で採用を断ろうとするが、彼女はどうしてもと言い募り、結局ロスは根負けしてしまう。ソフィアには彼のそばで働く理由があった──亡き弟の復讐のために。("Lady Sophia's Lover" by Lisa Kleypas,2002)
・〈ボウ・ストリート〉シリーズ第2作

〈ボウ・ストリート〉シリーズの二作目。一作目『想いあふれて』のヒーロー上司が主役。再読です。
 最初にこれを読んだ時、シリーズ全作をあらかじめ揃えて「さあ読むぞ +(0゚・∀・)+ ワクテカ +」していたにもかかわらず、ネットでネタバレを読んでしまってガックリしてしまったのでした……orz
 けど、改めて読んでみたら、ネタバレしてなくてもバレバレだよな(^^;)、と思った。『想いあふれて』もそうだったけど、奇をてらったところがないというか、ぶっちゃけありきたりなストーリーですよ。とはいえ、そこで勝負しようとしていないところがリサ・クレイパスの人気なんだろうなあ、と思う。
 何しろヒーローが、甘えたですから(´∀`;)。表向きの顔とヒロインにだけ見せる顔のギャップがかなり激しい。ギャップ萌えの方には最適な男ではないかと思います。俺様とか傲慢とか過保護とかはよく見るけど、「甘えたさん」というのはあまり見ない気がします──いや、私見でしかありませんけどね。とはいえ彼の場合、リバウンドというか、本来甘えたさんだったのを前の結婚で抑えざるをえなかったから、ではないかと……。
 一作目から読んでみると、同じようなメロメロヒーローに見えてちょっと違う、というのが面白い。やはりクレイパスはヒーローを描くのがバツグンにうまいよね。まったく違うキャラを作るというより、同じようなタイプを微妙に描き分けるという感じで、ハズレがないのもうなずけます。萌えをはずさないってことだもんね。でもこれって、実はものすごく難しいことだよ。ありきたりな話ってのもつまりは、王道だしさ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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