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2010 · 02 · 21 (Sun) 08:30

◆『火遊びはお好き?』ヘレン・ブルックス

◆『火遊びはお好き?』ヘレン・ブルックス(ハーレクイン)
 ホリーは新しい職場でのセクハラ被害に悩んでいた。上司を父親に持つその男をこれまで何とかあしらっていたが、今日だけは我慢できない。殴られた彼が彼女を口汚く罵った時、現れたのは社長のジャックだった。彼はホリーに「この件を徹底的に調べる」と約束した上、パリ本社で仕事をするようにと薦められる。("The Parisian Playboy" by Helen Brooks,2002)

 あー、もうアホのように泣いてしまいました……。目が腫れたー。泣きのツボを思い切り押されたよ(T_T)。
 タイトルは軽めですが、内容はけっこう重いです。捨て子だったヒロイン、子供の頃に里親宅でレイプ未遂。訴えても誰にも信じてもらえず、それどころか「問題児」という嘘のレッテルを貼られたまま里親宅を転々。八歳で「一人で生きていく」と決心し、働いて学費を稼いで大学へ行き、ヒーローの会社に入社してセクハラ被害。
 さんざんだな!( ;Д;)
 まあ、セクハラに関してはヒーローが何とかしたわけです。彼はこれがきっかけで彼女に出会えてラッキー♪ と思っているけど、ヒロインからしたらハンサムで威圧感があって押し出しの強い自信家という、性的虐待男とそっくりな雰囲気を持つヒーローを最初恐れる。事情がわからないヒーローはイラつきます。思うとおりに進まないからね。
 自己評価の低いヒロイン(私の大好物)は、ヒーローが自分に関心を持つのも信じられないし、つきあってもすぐに捨てられちゃうと思ってるから、何とか距離を保とうとするけどあえなく失敗。容易に心の壁を取り払わないヒロインに本気になってしまったヒーローのプロポーズも、過去のことを話せない後ろめたさからお断り。
 けっこう頑なに固辞するのです、ヒロイン。まあ、こういう子供の頃からの鎧はなかなかはずれるものではありません。けど、ヒーローがだんだん粘り強い、あきらめない男になっていくのがよかった。プロポーズ二回断られて三回目に行く途中、事故で大怪我を負って、ようやくヒロインが承知してくれる。
 ヒロインの頑固さにイライラする人もいるでしょうが、たまにはハーレのヒーローもこれくらいのお灸を据えられないと。そう簡単に嫁が手に入ると思うなよ!
 私と同じ泣きのツボを持っている方なら楽しめると思いますが、正直、客観的にはよくわかりません(^^;)。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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