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2010 · 02 · 27 (Sat) 14:08

◆『不機嫌な秘書』ジェシカ・スティール

◆『不機嫌な秘書』ジェシカ・スティール(ハーレクイン)
 経営していた会社を、娘アシュリンを役員にすることと引き替えに大企業ハミルトン社へ売却した父。何もわからないまま役員会に出席したアシュリンは、ハミルトン社の会長カーターに目を奪われるが、彼の態度は冷たい。おそらく世間知らずの若い女性の役員など、彼はすぐに追い出したいに決まっているのだ。("A Business Engagement" by Jessica Steele,1997)

『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。
 サブタイトルは「いきあたりばったり娘のドキドキ電話番修行」。だいたい秘書じゃないし。ヒロインにひと目ぼれしたヒーローが会社に呼んでそばに置いとこうと思い、適当な仕事をあてがっといたら(これも相当無理ある)、勝手にいろいろやり始めたってだけなのです。いろいろったって、基本的にはお昼ごはんを偉い人とか誰だかわからない人と食べたりするだけ。半分くらいまでヒーローとの絡みはほとんどなく、食べてばっかりです、この子は。
 とにかくヒロインは世間知らずのお嬢さんでぼんやりさん。お母さんの具合が悪くて(と言っても入院したとかそういうんじゃなくて)オロオロしている間に大学願書を出し忘れたり、だからといって翌年にまた行こうとも思わずズルズルと家事手伝い。労働意欲皆無な子なので、ヒーローの会社で「役に立ってる」とか言われていても「嘘っぽい!」としか思えない。高校や大学を卒業したて、というならまだ納得できるんだけど、ここまでいきあたりばったりな展開はロマンスだとしてもリアリティに欠ける。ヒロインの魅力自体が乏しく思えるので、ヒーローがアホの子好きなマニアに見えます(^^;)。
 いや、きっとマニアだったんだと思う……。ジェシカ・スティールのヒロインはたまにアホの子がいるよね……。
(★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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