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◆『いくつものジェラシー』ダイアナ・パーマー

◆『いくつものジェラシー』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン)
 9年前、アントニアは故郷の町で、親友だと思っていたサリーから父の友人の愛人をしている、という噂を流された。婚約者のパウエルはその噂を信じて婚約を破棄し、サリーと結婚までしてしまう。今はアリゾナで教師をしているアントニアだが、医師から白血病だと告げられ、一人で暮らす父のため、二度と戻らないと決めたはずの故郷を目指す。("Maggie's Dad" by Diana Palmer,1995)



『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。再読です。
 昔の読書メモに衝撃の文章が。

「もしかして、この人の小説っていうのは、こういうどうしようもない男を救うためにつかわされた天使の物語なのかもしれない……orz ひどいけどすごい。すごいけどひどい」

 こ、これでしたか、そう思った小説というのは(´∀`;)。ダイアナ・パーマーの作品だったなあ、とは思ってたんだけど。
 いや、でもこれも、当時より面白く読めましたよ。これは読後感の違いだよね……。心構えができてたから、今回は(^^;)。
 ものすごく久しぶりに読んだダイアナ──すべての作品を読んだわけじゃないけど、彼女らしさというか、ダイアナ節というか、そういう独特なキャラ設定(特にヒーロー)や物語の展開などがわかりやすく読める作品だと改めて思いました。頑なで傲慢でアホなガキっぽいヒーローとそれに根拠なく虐げられるドアマットヒロイン──これが大丈夫なら、他のダイアナのも読めるはず! ……かなあ?(´∀`;)
 それはさておき、再読してみて、ヒロインもそんなに“天使”ってわけじゃない、と感じました。人間くさいです。教師として問題児のヒーローの娘(噂を広めた友だちが母)に対しての態度は、公平ではあるけど決して温かくはなれないとちゃんと自覚しているし。原題にもあるように、この物語はヒーローがアホだったせいで生まれてしまった娘マギーのお話でもあるのです。ヒーローの、実の娘に対する態度は対ヒロインに輪をかけて人でなしです(^^;)。ここら辺の解決は、適当というかかなり都合いい……。いや、そもそも白血病ってところからそうなんだけど。
 でも、なんだかんだ言いつつ、いろいろな要素が割とそつなくまとめられているんだよね。ヒーローをもっと反省させろや(゚Д゚)ゴルァ!! とは思うけど、これはいつものことなので(こう思うこと自体、問題だと思うけど本当に)しょうがない。スピンオフ作品のことも入れてあるのに、気を散らさず読ませる力がある。ものすごくリーダビリティの高い作家なんだよ。どこが? と問われると説明しようがないんだけど(^^;)、マンネリと言われようとも最後まで読ませる筆力を持ってるんだよねえ。
 もちろん、ハマれば、ということですけど(^^;)。
 いろいろな意味で「ひどい」部分もありながら、それを「読ませてしまう」──そして(多分こっちの方が重要)「書けてしまう」というのはまぎれもない天賦の才能である、と私は思うのです。
(★★★☆)
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tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★☆

「ひどいけどすごい。すごいけどひどい」

けだし名言ですね。(^^;ゞ
私も、さすがにコンプリートにはほど遠いですけど、今まで読んできたどのダイアナ作品も、ほとんど全部が「ひどいけどすごい、すごいけどひどい」だったような……。(;▽;)

ダイアナ作品よりもひどいヒーローって、なかなか見つからないような気もするので、そこも彼女のすごいところだとは思います。「鬼畜」という言葉が、何より似合うヒーローでした。(^^;ゞ ←褒め言葉になってない……。



謎だ……

 りらっくまま様
 うおっ、名言と言われた、うれしい、ありがとうございます~。
 ダイアナ作品のヒーローって、特徴が本当に似通っているのに(例えばスピンオフに出てくるといい人なのに、主人公になると人でなしになるとか(^^;))、読んでてなかなか飽きないのはなぜなんだろう、とずっと思っているのですが、解明できません……。最近はさすがに読んでなかったけど、またこうやって手を出してしまうと続けて読んでしまいそうで怖いです(^^;)。
 ほめられないヒーローばかりなのに、どうして読んでしまうのか……謎です。
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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