Top Page › 読書の感想 › エマ・ダーシー › ◆『六人目の花嫁』エマ・ダーシー

2010 · 03 · 09 (Tue) 15:50

◆『六人目の花嫁』エマ・ダーシー

◆『六人目の花嫁』エマ・ダーシー(ハーレクイン)
 親友セリーヌの結婚式で、タミーはブライズメイドをつとめた。そこで出会ったのがセリーヌの兄フレッチャー。天才科学者で大金持ち、その上ハンサムな彼とパートナーになったタミーは心ときめくが、傲慢な彼は一夜の関係しか彼女に求めていないらしい。愛と信頼を望むタミーは彼の申し出をきっぱり断るが、二人目の親友の結婚式で再会してしまう。("Ruthless Billionaire, Forbidden Baby" by Emma Darcy,2009)

『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』の一編。初翻訳作品です。アメリカのAmazonで原題を調べたんだけど、こ、この表紙……日本人、なかなか本屋で買えません──よね?(´∀`;)
 それはさておき、なかなか私好みのお話でした。基本的にすれ違いものは好きなのですが、契約結婚とか結婚後のすれ違いというのが特に好物である、と最近とみに思うのです。何でわざわざ結婚するのか! ま、この話の場合はいわゆるデキ婚ですが、「結婚くらいしとかなきゃ、相手が逃げる!」みたいな焦る気持ち──特にヒーローのが、萌えるのです。
 ヒーローがただの傲慢野郎ではなく、生まれついた境遇にいろいろ悩んだ結果、ああいう態度を取るようになっていった、という人物造詣もよかったです。それをヒロインが結婚してから次第に理解し、夫婦ともに歩み寄っていく丁寧な描写も。結婚後のすれ違い話が好きというのは、もしかしてこういう展開が多いからかもしれない。細やかな気遣いやささいな変化を一緒に暮らしていくうちに少しずつわかるようになっていく、というのは、ロマンスとしては地味だけど、ドラマ性としてはもっとも高いし、物語の説得力も増すものだと私は思うんだよなあ。
 まあ、誰にでも書けるものじゃないんですけどね(^^;)。

 ところで、内容にはまったく関係ないのですが気になったところ──それはこんなセリフ。ヒロインが自分の名前“タマリン”について説明する箇所。

タマはアメリカインディアンの言葉で落雷のことなんですって。女性らしい響きにするために、母がリンという語尾をつけたの」

 ……しばらく、“ゆうこりん”とか“ミポリン”とか、そういうのしか頭に浮かばなくて困ったよ(´∀`;)。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント

これは当たり作品でしたよね(#^o^#)/

このエマ・ダーシーを読めただけでも、DS買っといて良かった~って思いました。(*^_^*)
まだヒストリカルの方は手つかずですが、元は充分取れているような気がします。
英語版の表紙も、大笑いさせていただきました。(ローラ・リー・ガークの、ギルティシリーズの三作目表紙もこんなのだった気がします……(^^;ゞ )
2010-03-09-16:10

りらっくまま http://relackmama.blog.so-net.ne.jp/URL [ 返信 ]

実は……

 りらっくまま様
 定番の設定ですけど、丁寧に描かれるとぐっと来るものがありますよね。でも実はエマ・ダーシーってそんなに読んでないんです。前に読んだのが最後にトンデモ展開になって、その印象からそれ以来、なぜか手に取らず(^^;)。有名な人なのに。
 もう一作DSで読めるので、楽しみにしてますが。
2010-03-09-18:32

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]