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2010 · 03 · 16 (Tue) 13:36

◆『燃えさかる運命』キム・ローレンス

◆『燃えさかる運命』キム・ローレンス(ハーレクイン)
 ベッカは、妹を妊娠させ捨てた男の盛大な結婚式に来ていた。流産した妹は、うちひしがれている。かわりに自分が復讐をしなければ──。式に忍び込み、真実を暴露しようと立ち上がりかけた時、肩に手が置かれた。「それはいい考えとは思えない」そう声をかけてきた男の名はクリストス。ベッカは彼の正体を知らなかった。("The Carides Pregnancy" by Kim Lawrence,2005)

 ヒーロー、ヒロインにひと目惚れして、ずっとメロメロ状態です。会って5分で、結婚式を挙げている従弟をヒロインの元彼と誤解して祭壇の前で殴り倒す、ということをやってのけます。
 これをヒロインが見ていれば、それほどのすれ違いもなかったのでは、と思いますが、まあしょうがない。妹を捨てた男の身内であるとか、住む世界の違いとか、妊娠したから結婚するって言ったんじゃないかとか、ヒロインはいろいろ考えてしまいます。
 とはいえ、ヒーローは多分、誰が見てもヒロインに夢中とバレバレだったと思われる。こういうバカップルの便宜上の結婚によるすれ違い、というのは最近の私の大好物。「彼女が逃げられないように結婚しなきゃ!」と焦るヒーローが微笑ましい。
 従弟を殴ったこととか、そいつへのお仕置きとか、ヒーロー元婚約者の扱いとか、効果的に使えそうなエピソードを適当に処理しているきらいはありましたが、ヒーローの情けないほどのメロメロ具合は大いに楽しみました。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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