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▼『かなわない愛に…』エリザベス・ローウェル

▼『かなわない愛に…』エリザベス・ローウェル(二見文庫)
 ジュエリーデザイナーのローレルの元へ、差出人不明の荷物が届く。中身はロシアの至宝、インペリアルエッグ。そしてその直後、何をやっているのかどこにいるのかいつもわからない父親が姿を現す。一方、インペリアルエッグを紛失したロシア美術の学芸員から依頼され、民間セキュリティ企業の要員であるクルツはローレルの家へ向かう。("Whirlpool" by Elizabeth Lowell,1995,2006)



 インペリアルエッグって何だ? と思って調べました。Wikipediaなんかだと「インペリアル・イースター・エッグ」と表記されています。つまりー、ロシアのロマノフ王朝の皇帝が作らせたもんのすごく凝ったイースター・エッグのことらしい。写真を見ると、なんかでっかいものがおっ立ってるよ……(^^;)。卵の殻なんでしょ、割れないのかなあ、とハラハラ。
 それはさておき、物語は──うーん、ちょっと悩むところです。
 ヒーローとヒロイン、インペリアルエッグを盗まれたロシアの学芸員、エッグを目玉にした美術展を開こうとしている大富豪、彼をゆすろうとする悪女なジャーナリスト、そしてヒロインの父親──それぞれの視点でインペリアルエッグの謎に焦点を絞ったシンプルな構成をテンポよく進め、とても読みやすく面白い。キャラにも魅力があります。ロシアの学芸員ノヴィコフとジャーナリスト気取りの悪女クレアは特に気持ち悪くて、いいアクセントになっている。(気持ち悪いキャラ大好き人間>私(^^;))
 ロマンスも、ヒーローがとってもよかった。おとしめられ傷ついた過去からの人間不信をヒロインの前でリセット。頭の中が豆のディップになる「頭がウニ」という言葉を思い出したよ(´∀`;))くらいメロメロになってしまいます。ヒロインは……ちょっとつかみどころがない感じだった。天然さんなんだろうか。家族とヒーローの間で悩むという状況って、父親に限らずろくでなしが相手だと、読む方の気持ちの置き所も混乱するよね。
 それにしても──最後の約20ページまではほんとに面白かったんだよなあ(´-ω-`)。このまとめ方……いや、別に手法は悪くはないんだけど、何となくぼんやり終わってしまったような……すっきりしないというか……頭の中で自分で補完しないとダメというか……ゴール寸前、あと2センチくらいでけっつまづいたというか……(^^;)。
 力尽きたのかな……(・ω・`)。
 評価は微妙です。まとめ以外に不満はそんなないのよね。オチがいまいちだとしても、それは書き方にもよるはず。これでも充分満足する人はいると思います。「20ページくらいならいいか」──ってこんなふうに書くとなんか違うんじゃないかと思うけど、まあそういう点を鑑みて、こんな感じかなあ、と。
(★★★☆)
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tag : サスペンス/ミステリ 二見文庫 ★★★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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