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◆『眠れぬ夜を重ねて』ジーナ・グレイ

◆『眠れぬ夜を重ねて』ジーナ・グレイ(ハーレクイン)
 エミリーはうちひしがれていた。優秀な医師の妻として幸せに暮らしていたはずなのに、夫キースは借金の山を残して、愛人とともに死んでしまった。人工授精でやっと子供にも恵まれたばかりだというのに──。何も知らなかったエミリーを支えたのはキースの兄ディロン。彼は自分の本当の気持ちと大きな秘密を隠したまま、彼女をひたすら守り尽くす。("A Baby For Emily" by Ginna Gray,2002)



 ヒーローはずっとヒロインに片想いをしています。弟の方が数分早く彼女に会ったばっかりに──ってええーっ!Σ(゚Д゚;)
 たった数分前なら、弟に優先権なんてないだろ! 結婚とか婚約してるとかならともかく。
 このお話は、とにかくこのヒーロー弟の邪悪さに支配されています。結局、弟はヒーローがヒロインのこと好きになったから盗った、ということらしい。兄から何でも盗らないと気がすまない、という邪悪な子供に育てた母親も、負けず劣らず不愉快な女でした。
 ツッコミどころというか、そもそもそんな男と母親にヒロインが支配されることがわかりきってるのに指をくわえて見てるだけのヒーローってどうなんでしょうかね……(´∀`;)。たとえどんなに弟と母親が邪悪でも、それに果敢に挑むというのが漢ではないのか。魔王と魔女から姫を救うのが王子様ではないのかっ!?
 でもこのヒーロー、全然そういう策略に向いてない人なんだよね……。腹黒さゼロ。真っ正直で誠実さの塊(でも女関係の清算がいいかげんで脇が甘い(^^;))。弟の自己中な誘惑にほいほい乗せられ、その本性も見抜けないまま結婚しちゃって、七年もなめられまくっているのに気づかない、というおバカさんなヒロインを一途に想うというまっすぐさ……orz
 ヒロインもこんなにだまされまくってたのがわかったら、怒るなり、怒りを通り越して笑うなり開き直るなりするだろ! という状況なのに、うちひしがれてばかり。夫がいなくなったら、今度はヒーローの言いなりだよ。欲望に流されるヒロインはよくいるけど、こんなに何も考えない人は──ヒロインじゃない。ヒーローにふられる頭の軽い女みたいじゃないか(´д`;)。ジェシカ・スティールのアホの子ヒロインの方が、全然かわいいね!
 そんな感じで、どうにもすっきりしないじれったさと後味ばかりが残った作品でした。再読ですが、評価は以前と変わらず。

[8/1追記]
 コミック(橋本多佳子・画/宙出版)を読みました。
 原作の気になるところがきれいに均されて、ヒーローの片想いが切ない好感あふれる作品になっていました……orz
 ヒーローが日本人のメンタリティに合うけなげなヘタレ設定になっていたのと、ヒロインのうじうじしたモノローグを極力カットしてサクサク話を進めたことがとてもよかったです。ちょっと難ある原作も、日本の少女マンガ力にかかれば、あら不思議!(゚Д゚) おいしく生まれ変わるのも可能なのですね……orz
(★★)
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tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★

お久しぶりです

流されヒロインと言いなりヒロインって読んでて腹が立ってきます
なんで言い返さないの?
なんで我慢する?
(腹立ちポイントたくさんな)不幸話が好みの方もいるんでしょうが
私はキライです
読み終わってからモヤモヤが残るのは精神衛生上よくないです

ただ、あらすじ読んで良さそうだから買ったら
全然ハズレってありませんか?
白さんは読む本はどんな基準で選びますか?

こだわりほぼなしな私

 店長ママ様
 私も流されすぎるヒロインはイライラします。けど、ハーレは高確率でそういうヒロインに当たりますよね……。

 良さそうと思ってハズレ、というのはありますねー。想像してたのと違うのも、こっちの想像の上を行ってくれればうれしいのですが(^^;)。
 本を選ぶ基準は、そんなにないのです。ただ漠然と本屋さんに行ったりした時などは、ほぼ直感で何となくピンと来たものを選んでますねえ。無意識に好きな系統を選んでいるかもしれませんが。
 全然ピンと来なくても「100円ならいいか」みたいな選び方をして当たり、というのもありますしね。
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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