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2010 · 04 · 17 (Sat) 22:19

●『月の光に魅せられて』テレサ・マデイラス

●『月の光に魅せられて』テレサ・マデイラス(ハヤカワイソラ文庫)
 1820年、英国。両親を亡くしたキャロラインは苦労して妹たちを育て、上の妹は社交界デビューが叶った。早々に裕福な求婚者が現れたのはいいが、その男性──トレヴェリアン子爵エイドリアンには吸血鬼であるとの噂がつきまとう。その噂を肯定するような真夜中の晩餐会でエイドリアンに出会った彼女は、彼を取り巻く謎と魅力に惹かれていく。("After Midnight" by Teresa Medeiros,2005)

 Twitterでロマンス作家さんを何人かフォローしています。でも、実は読んでいない作家さんも入っているので、なるべくそれをなくすため、こっそりと強化したい。フォロー返しがないことをいいことに(メグ・キャボットだけがなぜか返してくれたけど)。
 つまり、テレサ・マデイラスは初めて読む作家さんなのですが、日本で初翻訳されたのがこの作品でまだ半年前なので、許して(^^;)。Twitterでは飼い猫バフィーちゃんの写真ばかり見ているってのも許して。英語を読むのはかなり元気のある時に限るのも許して……orz
 それはさておき。ジャンルを一応ヒストリカルにしておきましたが、本当はパラノーマルです。「吸血鬼」というのがキーワードではあるのですが、途中まではパラノーマルかどうかはわかりません。ここら辺が、少し気になった。
 パラノーマルと見せかけてミステリーというかサスペンスなのか、それとも本当にパラノーマルなのか。果たして読者はどっちに期待するのだろう、と思ったのです。私自身は、ぶっちゃけ「どっちでもいい」と思ったのですが(^^;)、半分以上読まないとわからないという展開に、読者はハラハラするのか、それとも飽きてしまうのか──それが、何だかわからないけど、すっごく気になったのですよ。
 おそらく「どっちでもいい」というのには、「もっと早く、もっとはっきり路線を明確にした方がいいんじゃないかなあ」というじれったい気持ちがあったんだと思います。そこらがどうも落ち着かなかったに違いない。
 ロマンスの部分はいいんですよ。自分の妹の婚約者を好きになってしまうんだけど、そういう切なさはないのです。みんな気持ちがあからさまなので(^^;)。特にヒーローはわかりやすい。あんまりコミカルすぎるとラノベのようなノリになってしまったりしますが、ほどよく大人の明るさと軽さでそこら辺を回避しています。
 ただ、ちょっと座りが悪い感が残ったかなあ、と……。雰囲気は好きなんだけどなあ。
 シリーズではないみたいだけど、続編はあるらしい。そっちも読みたいです。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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