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2010 · 04 · 30 (Fri) 22:22

□『カプリコン・1』

『カプリコン・1』“Capricorn One”1977
 初の有人火星探査船カプリコン1号の打ち上げは間近に迫っていた。大勢のマスコミ、政府の要人、家族たちが見守る中、粛々と準備を続ける飛行士3人。だが、直前になってハッチが突然開かれ、3人は見知らぬ場所へ連れていかれる。計画の責任者ケロウェイ博士は「生命維持システムに欠陥が見つかり、有人飛行はできない。このスタジオで火星に行ったふりをしろ」と言う。3人とも拒否するが、博士は彼らの家族の安全を楯に取る。(監督:ピーター・ハイアムズ 出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、ハル・ホルブルック他)

 ものすごく長い間、DVDレコーダーのハードディスクに入っていたもので、NHK-BS2で放映したというのしかわからず。
 いやあ、面白かったです。今なら「やりそう!」いや「とっくにやってそう!」(何をやってるかは別にして)と思うけど、公開当時はどんな評価だったんだろうなあ。劇場で見ていないし、評判を周囲から聞いた記憶もない。
 でも、この(大統領に内緒とはいえバレたら)国家規模のヤラセの動機、
「有人飛行に成功しないと、予算が取れなくなるから」
 これがまったく色褪せていないのが素晴らしいとともにいやになっちゃう(´∀`;)。年度末の道路工事かよ(゚Д゚)! ──この今も昔も変わらないところが、この映画を結果的に普遍的にしている要因でもあります。
 ツッコミどころはたくさんあります。特に、ヤラセに気づいたジャーナリストをとっとと殺さない、というところ。よほどボンクラな工作員を使ったのかナメてかかったのか。それから、火星に上陸するシーンは、生で放送する必要はなかろう……。あらかじめ撮ったものを流せばすむのに、なぜ? 家族と会話するシーンは仕方ないとしても。
 全体的に人手と予算が足りない感(陰謀主催側にも撮影側にも(^^;))が多少漂っていました。古いので、少しテンポもゆっくりめ。
 しかしそういうところがあったとしても、面白いです。面白い部分が惜しい部分を立派に凌駕しているよ。特に後半、農薬散布飛行機とヘリコプターとの追跡シーンは迫力満点な上、飛行機のパイロット役テリー・サバラスがすごくいい味出してます。おいしいところをかっさらっていく。そして、CG一切なしって怖い~(´д`;)。
 ラストも、いろいろ疑問というか知りたいことは残っているけど、あそこで終わらせないとかえってめんどくさいかなあ、とも思うので、満足です。
 2年ほど前に「リメイクされる」というニュースが流れたけど、どうなったのだろうか……。
(★★★★)
[Tag] * ★★★★

最終更新日 : -0001-11-30

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