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2010 · 05 · 12 (Wed) 07:05

◆『奇跡が起こる日』マーガレット・メイヨー

◆『奇跡が起こる日』マーガレット・メイヨー(ハーレクイン)
「娘を引き取りに来た」。メーガンの夫ルイジは、突然彼女の家に現れ、そう言った。仕事ばかりで家庭を顧みなかった彼の元を飛び出したのが4年前。娘のシャーロットは3歳になっていた。娘は絶対に渡さない、とメーガンは思うが、クリスマスのサンタにパパをお願いしたシャーロットは、ルイジを見て目を輝かす。("Her Husband's Christmas Bargain" by Margaret Mayo,2004)

 元サヤ&シークレットベイビーものです。そして、無神経男再び……orz
 仕事をいっぱいしてお金を儲けて贅沢な生活ができれば、妻は幸せだろう──もちろんそれはヒーローなりの愛なのですが、ほどほどの生活で家族仲良く一緒に暮らしたいというヒロインとはかなり価値観の違いがあります。こんなに違うのを覆せるのか、という疑問がまず先に立つ。
 ロマンス小説ですから、そこら辺はもちろん覆るんですが、基本的にヒーローは鈍感だし、「自分がいいと思ったことは他人もいいと思うはず」──ああ、これもやっぱり「何とかなるはず」タイプですね(^^;)──というように、思考がある意味単純な人に思えました。他人──特に妻がその行動や言動をどう思うか、というところまで考えが及ばない。慣れていないだけかもしれないけど。
 まあ、そこは今後子供とともに育っていけばいいんじゃね? って感じだけど、浮気に関しての部分が私はどうしてもひっかかりました。ヒロインは自分に敵意を持ってあからさまに意地悪いことを言う美人秘書のことをやたらと気にしていましたが、ヒーローはその人のこと何とも思っていないし、実際何もないんだよね。亀裂を入れたい秘書が一人でがんばっているだけのこと。けど、二人が別れている間、割り切ったガールフレンドたちと浮気していたことは認めている。
 それはいいの!?(゚Д゚)>ヒロイン
 結婚していたとはいえ、4年も離れていたわけだから、私も本来ならそこをうるさく考えることはないんですが、なかったことをぎゃいぎゃい言ったあげく、あったことが煙に巻かれちゃってるってのは何なんだろう、と思ったもので(´∀`;)。
 いや、わかりますよ、優秀な美人秘書ですから、妻としてはそっちの方が危険だとはね。でも、顛末をわかっている読者としては、いっそ禁欲してたことにすりゃよかったんじゃないか、と考えてしまいました。主人公二人は満足してるかもしれないけど、私は何だかモヤモヤ~(´-ω-`)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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