Top Page › 読書の感想 › ルーシー・モンロー › ◆『愛を知ったバルセロナ』ルーシー・モンロー

2010 · 06 · 03 (Thu) 06:40

◆『愛を知ったバルセロナ』ルーシー・モンロー

◆『愛を知ったバルセロナ』ルーシー・モンロー(ハーレクイン)
 広告写真の撮影をしているモデルのアンバーの前に、クライアント会社社長ミゲルが現れた。彼はアンバーの美しさをたたえ、欲望を抱いていることも隠さない。彼女も同じ気持ちだったが、彼がプレイボーイであることも知っていた。これはやはり一時の関係なのだろうか──?("Taken: The Spaniard's Virgin" by Lucy Monroe,2007)
・〈地中海を渡る恋〉シリーズ第2作

 シリーズというか、二部作なので、これで終わり。離ればなれになった双子の妹の物語です。一作目、姉の物語は『運命のバルセロナ』
 一作目に出てきた時のヒロインの行動が、これでよくわかる。前半は割と淡々と話が進みますが、これ、もしかして一作目を読んでないとひっぱれないかも……。いや、正しい判断はできないんだけど、うーん、評価に困ってしまうなあ。
 でも(かなり)後半、仕事でプラハへ行ってしまうヒーローがろくでなし丸出しな別れを切り出したあたりからぐっと切なくなる。
 しかし何だこのヒーローの別れ方──。それまでさんざいちゃいちゃしていたのに、

「遠距離とか無理だし。僕も君も浮気しない保証はないから、じゃあね!」

 それを電話でとか、超腹立つんですけど!(-"-;)
 なんかこう、ひどいことを言ったとかやったとかでも、面と向かっての方がまだいいな、とこれを読んで思った。メールじゃないだけマシってくらいなもんで。ひどさがリアルすぎる。ロマンスのヒーローの非道さってのもまた、ファンタジーの域に入っているもんなんだなあ。ヒーローのくせにそこらのチャラ男みたいなことすんじゃないよ(´д`;)、と思ったよ。
 そこからさらにヒロインはかわいそうになり、ヒーローはろくでなしな自分を挽回するため土下座状態(いや、実際にはしないけどね)。
 ルーシー・モンロー、最初に読んだのがちょっとアレでしたが(^^;)、ハーレのは何だか、ヒーローの無神経っぷりがなかなか面白い。いやあ、当たり前のことなんだけど、同じ鬼畜な奴でも作家によって腹の立ち方が違うんだなあ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント