2010 · 06 · 13 (Sun) 09:02 ✎
◆『花婿の誓い』レベッカ・ウィンターズ(ハーレクイン)
アレックスは、実業家ディミトリオスの会社に四年前に入社し、半年前から個人秘書を務めている。彼女が彼に恋をしたのはもっと昔のことだ。だがブレイボーイの彼と自分がつりあうわけがない。彼の母国ギリシアでの織物見本市を最後の仕事にしよう。そう思っていたのに、なぜか突然ディミトリオスは彼女をそばに置きたがる。("The Bridegroom's Vow" by Rebecca Winters,2001)
アレックスは、実業家ディミトリオスの会社に四年前に入社し、半年前から個人秘書を務めている。彼女が彼に恋をしたのはもっと昔のことだ。だがブレイボーイの彼と自分がつりあうわけがない。彼の母国ギリシアでの織物見本市を最後の仕事にしよう。そう思っていたのに、なぜか突然ディミトリオスは彼女をそばに置きたがる。("The Bridegroom's Vow" by Rebecca Winters,2001)
『ハーレクイン・リクエスト 地中海の恋人』の一編。
前にも言いましたが、ネットなどの評判を元に本を買うわけですが、どういう評判かはメモせず買うので、読んでびっくり、というのも少なくない。
というか、びっくりするのはたいていこの系統です。この作品の場合、最初にヒーローが自分で宣言している。
「僕は誰とも愛し合わない」
つまり、結婚したい女性が現れるまで童貞を貫く、という誓いを立てているのです。そうです。私は童貞系の作品を集めているのです──って書いて何だか変態くさい(´д`;)。
けどー、経験豊富なヒーローじゃないのも読みたいのですよ。手当たり次第読んでもなかなか当たらないから、ちゃんと狙わないと。
で、お話なのですが、ヒロインは嘘をついているというか、自分を老けて見えるようにとか、野暮ったくしようとか、そういう偽りの自分でヒーローに相対していて、それを後ろめたく思っている。秘書になるための苦肉の策ということだけど、年齢を偽るのはどうかなあ(^^;)。それとも、これはヒーローが「そのくらい」って思っているだけなの?
割と二人のすれ違い自体、起伏が少ないながらもなかなかいい感じだったので、こういう嘘とか出会いのきっかけになった出来事をまた蒸し返したりするのが、ちょっと余計な気がしました。童貞押しでいいのに──というのは私のひいき目かもしれませんけどね(ますます変態っぽい……orz)。
ラストは初めてさん同士でめでたしめでたし。
まあしかし。ヒーローは結局、35歳まで純潔を守ったわけですが、ふと思う。
「いくつまで守ったら、妖精さんになるのか?」
……orz すみません。こんなこと、別に個人の自由なんで、どうでもいいことなんですけど──よく言うじゃないですか、ねえ。
それで「妖精さん 童貞」で検索してみたら(するなよ(-ω-;))ですね、一番最初に出てきたのが、
「30歳まで童貞で過ごすと魔法が使えるようになる!」
……そ、そうなんですか?(´д`;) 死ぬまでそうだったら妖精、とか、60歳で、とか、50歳で妖精王、とか、いや天使になる、とか、とかとか、とか……orz
ネットや同人系では、「30歳で魔法使い、そのまま死んだら妖精」というのがだいたいの定説になっているようなので、ヒーローは魔法が使えるですか……それは、恋という魔法で ゲフンゲフン。
これの元ネタってバレエの『ジゼル』という説も。「結婚を目前にして亡くなった(=処女のまま死んだ)娘が妖精になる」というのが、変化した? 英語では、処女も童貞も“Virgin”だそうですが、これも関係ある? じゃあ、魔法使いってどこから出てきたの?
……あー、もう私はいったい何をしてるのかなあっヽ(-言-)ノキエーッ!!
[12/1/19追記]
いくつかこの手のものを読んでみて、なかなかこれ以上にインパクトの強いものがないような気がするので(^^;)、評価を上げます。
(★★★★)
前にも言いましたが、ネットなどの評判を元に本を買うわけですが、どういう評判かはメモせず買うので、読んでびっくり、というのも少なくない。
というか、びっくりするのはたいていこの系統です。この作品の場合、最初にヒーローが自分で宣言している。
「僕は誰とも愛し合わない」
つまり、結婚したい女性が現れるまで童貞を貫く、という誓いを立てているのです。そうです。私は童貞系の作品を集めているのです──って書いて何だか変態くさい(´д`;)。
けどー、経験豊富なヒーローじゃないのも読みたいのですよ。手当たり次第読んでもなかなか当たらないから、ちゃんと狙わないと。
で、お話なのですが、ヒロインは嘘をついているというか、自分を老けて見えるようにとか、野暮ったくしようとか、そういう偽りの自分でヒーローに相対していて、それを後ろめたく思っている。秘書になるための苦肉の策ということだけど、年齢を偽るのはどうかなあ(^^;)。それとも、これはヒーローが「そのくらい」って思っているだけなの?
割と二人のすれ違い自体、起伏が少ないながらもなかなかいい感じだったので、こういう嘘とか出会いのきっかけになった出来事をまた蒸し返したりするのが、ちょっと余計な気がしました。童貞押しでいいのに──というのは私のひいき目かもしれませんけどね(ますます変態っぽい……orz)。
ラストは初めてさん同士でめでたしめでたし。
まあしかし。ヒーローは結局、35歳まで純潔を守ったわけですが、ふと思う。
「いくつまで守ったら、妖精さんになるのか?」
……orz すみません。こんなこと、別に個人の自由なんで、どうでもいいことなんですけど──よく言うじゃないですか、ねえ。
それで「妖精さん 童貞」で検索してみたら(するなよ(-ω-;))ですね、一番最初に出てきたのが、
「30歳まで童貞で過ごすと魔法が使えるようになる!」
……そ、そうなんですか?(´д`;) 死ぬまでそうだったら妖精、とか、60歳で、とか、50歳で妖精王、とか、いや天使になる、とか、とかとか、とか……orz
ネットや同人系では、「30歳で魔法使い、そのまま死んだら妖精」というのがだいたいの定説になっているようなので、ヒーローは魔法が使えるですか……それは、
これの元ネタってバレエの『ジゼル』という説も。「結婚を目前にして亡くなった(=処女のまま死んだ)娘が妖精になる」というのが、変化した? 英語では、処女も童貞も“Virgin”だそうですが、これも関係ある? じゃあ、魔法使いってどこから出てきたの?
……あー、もう私はいったい何をしてるのかなあっヽ(-言-)ノキエーッ!!
[12/1/19追記]
いくつかこの手のものを読んでみて、なかなかこれ以上にインパクトの強いものがないような気がするので(^^;)、評価を上げます。
(★★★★)
最終更新日 : -0001-11-30